三森山 ~信仰の山と気持ちのいい山歩き~
山の中の神社巡り
正面は鳥居。そして三森山方面はしめ縄が張ってある。まずは鳥居を過ぎて歩いていくと、立派な社が現れた。ここが三森神社。結構参拝道から登ってきたのに、こんな山の中に神社があるなんて驚き。
まずは三森神社へ。
三ツ森山へのルートにはしめ縄。
大きな社が見えてきた。
まずは今年無事に過ごせるように参拝。あたりはひっそりとして誰もいない。標高は約1,010m。地元にとっては心の拠り所だろう。
そしてこの奥に展望台があるようだ。ちょっと歩いていくと眼下には岩村町の町並みが広がる。残念なのは厚い雲が広がっていていまいち広大な景色が味わえないこと。登山口に書かれていたように、「阿木・岩村・山岡の各方面まで一目に見下され天が澄み渡れば伊勢の海も見える」ことはなかった。
今日は日が当たらないので立ち止まっていると寒くなってくる。景色を眺めるのも早々に切り上げ、鳥居まで戻り再度三ツ森山を目指す。
しばらく歩いているとまたまた分岐。どうやら左に行くと「奥の院」があるそうだ。「奥の院」はよく聞くけど、本堂より奥の方にあり、本尊・霊像を祀ってある所だそうだ。
ちょっとしたアップダウンの笹道を歩いていくと、奥の院にたどり着く。ここでも手を合わせて旅の安全を祈る。しかし空がかなり怪しいぞ。
再度仏像を巡る度が始まる。
登山道もちょっと狭くなってきた。
ここも含めて三十三体あるそうだ。
ここが奥の院との分岐。右が三森山への道。ちょっと寄り道して奥の院へ。
笹の中の踏み跡を歩いて行く。
ちょっとアップダウンはあるけど奥の院はすぐそこ。
ここが奥の院。岩村ダムも奥深い山の中なのに、奥の院は本当に山の中の中のように感じる。長年岩村の町を見守ってきたのだろう。
奥の院から再度分岐に戻る。ここからフラットな道を三ツ森山山頂目指して歩いていく。何とも雰囲気のいい山道だ。途中で「いわかがみ」と書かれている看板が立っている。辺りを見ると確かにイワカガミの葉がたくさんある(当然花はないけど)。ということは、これだけ群生しているということは、春の花咲く季節に来るとすごくキレイだろうな。見頃は四月下旬から五月上旬とのこと。
どんよりした空からポツポツと雨が降ってきた。あ~遂にきちゃったか・・・。晴れなくてもいいから雨だけは勘弁してくれないかな・・・。
分岐に置かれた石。「右ハくハんおん(右は観音)」と掘られているらしい。
古びた指導標。三ツ森山はこちらでいいね。
この辺りからイワカガミの群生が見られる。さぞかし春はきれいだろう。
イワカガミの中から仏様が見守る。
松の落葉に埋もれそう。
帝釈梵天はこちら。
大きな看板。ルートはこちらで良さそう。
またまた何か文字が彫られた石だ。
「右くハん於ん(右観音)」と掘られているそうだ。