槍穂縦走

槍穂縦走 三日目 ~終わりよければ~

岳沢からの登山者

  

岳沢パノラマ辺りから岳沢から登ってくる登山者とすれ違うようになってきた。みんな息を切らしながら登ってくる。挨拶をすると必ずといっていいほどどこから来たのか尋ねられる。そうか、今はまだ朝の7時だ。またこの先の登りについても聞かれる。重太郎新道の急な下りは逆からすれば急登だ。ちょっとここを登るのはシンドイ。
こんな厳しい登りにもかかわらず、すれ違う登山者はなぜか元気だ。中には乗鞍や焼、西穂を指さしてどれがどの山か教えてほしいという人もいる。

小屋に近づくに従って登ってくる人はどんどん増えてくる。何十人のパーティーに出くわした時はガイドが先に下りるように気づかってくれた。やがてルートは樹林帯へ。広い沢へ出ると岳沢小屋は目の前だ。

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たくさんの登山者が岳沢から登ってくる。なぜか誰もが元気がいい。

  
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ここのハシゴを下りるとルートは徐々に樹林帯の中へ。

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岳沢小屋も近くなってきた。前穂から遠かったな。

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沢に出た。ここから後方を振り返ってみると・・・

  
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おお、青空の中に穂高の山々。あそこを真っ暗な中歩いていたなんて。

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「←上高地ワタル」に従って沢を横断。


  

雪崩で岳沢ヒュッテが崩壊したのは7年前の2006年。今は岳沢小屋として前穂や天狗ノ頭への拠点となっている。山小屋として規模は小さいが、やはりここに山小屋があるおかげで余裕を持った日程で山に登ることができるね。
ここからは下ってきた重太郎新道で前穂高岳へ登るほか、天狗のコルへ登るルートもある。ちょうど頭上には間ノ岳や天狗ノ頭も見えている。

  
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ようやく辿り着いた岳沢小屋。既に宿泊客はほとんど出発したようだ。

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規模は小さいがここにあるおかげで安心して登山ができる。

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見上げると間ノ岳と天狗ノ頭。ここから天狗ノ頭へのルートがある。

  
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標高はかなり低くなったな。見下ろしていた岳沢が水平近くなってきた。あの向こうは今日の目的地の上高地だ。

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さて、休憩も十分。頑張って上高地行くぞ!!

  

岳沢小屋でザックを下ろし小休止。汗もかいてきたのでパーカーを脱ぐ。ここは日陰でちょっと肌寒いけど、日向に出て歩き出せばすぐに暑くなってくるだろう。
ここまで来ればあとはなだらかな道を上高地に向けて下っていくだけ。ちょっと紅葉には早かったようだが、西穂の稜線を眺めながら楽しんで歩いていこう。

飴ちゃんを舐めて休憩も十分取った。今日は時間を気にすることはない。上高地に向けて出発だ。

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最後の休憩も終わり。後は上高地へ下るだけ。


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