三池岳

三池岳 ~逆回り~

花咲く尾根

  

予定どおり岩ヶ峰に到着。やはりここは慣れていないとルートを見落とす可能性もある。休憩後に出発すると、一人の年配の男性が尾根を登ってきた。物好きな人もいるもんだと思っていたら、どうやらルートを見落としたらしい。岩ヶ峰尾根までのルートを教えてあげて自分は再度尾根を下りていく。ここでも意外にムラサキヤシオやドウダンツツジの花を見ることができて、なんか嬉しい。

  
三池岳

岩ヶ峰まで下りてきた。いつもとは逆コースなのでなにか不思議な感じ。ここでザックを下ろして休憩。何とも急坂の下りは足に負担がかかる。この先も崩落地や急坂が出てくるので気を引き締めなくては。

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足元にはドウダンツツジの花が散った跡。

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馬酔木の若葉も紅葉はしていないようだ。

  
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随所にシャクナゲの花。

三池岳

ベニドウダンの花が咲いているぞ。

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よくよく見るとあちこちにベニドウダン!


  

いつもは登りに使っている岩ヶ峰尾根ルートなのだけど、下りはかなり緊張する。登りは体力、下りは技術と言うけど、下りもかなりの体力を要する。見通しの良いところで遠くを見渡すと、菰野の街には日が照っている。これも鈴鹿の山ではよくある景色。下界は天気だけど山では悪天候というのは普通だ。

急な尾根の下りなのだけど、ところどころ新緑の中に赤い花が映えている。ベニドウダンにサラサドウダンの花をここまでたくさん見たのは初めてなんじゃないかな? いずれにせよタイミングが良かったことには間違いない。

三池岳

岩ヶ峰尾根を下りていく。随所で踏み跡が薄いところがあるが、基本は尾根を外さないこと。ちゃんと地図と地形を見ながら下りれば迷うことはない。

  
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見通しのいいザレ地から菰野の街。こちらは厚い雲が掛かっているけど、下界は天気が良さそうだ。

  
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あれ?ここにもベニドウダン。

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こちらにも群生してたくさん花が咲いている。

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岩ヶ峰尾根はドウダンツツジの宝庫か、と思うほど満開の花だ。一ヶ月前はイワカガミの群生の花を期待したものの、タイミングが悪くほとんどダメだった。今回は全くの想定外というか、いいタイミングだったね。

  
三池岳

平坦な北山を過ぎる。

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ちょっと暗くてわかりにくいけど、サラサドウダンの花。

三池岳

花の下が薄いピンク色になっている。


  

いつもの岩場を過ぎて更に急坂を下っていくと、目の前に白いザレ地が現れた。ここは登りでいつも小休止するところ。ここまで来るとホッとする。風も殆ど無いので、ここでちょっと早いお昼ご飯。しかしお湯を沸かすまではやめておく。稜線を見上げると、未だ一帯に雲がかかっている。

さて、ここからは樹林帯の中を下るだけ。踏み跡とテープをたどりながら下りていく。樹木は途中で植林帯に変わり、踏み跡に沿って歩いていくと、行く手に沢が見えてきた。
沢を渡って砂防ダムに続く林道を歩き、N-VANのところに無事下山。今日は初っ端から残念な天気で、稜線に出ても風とガスで景色を望めない中、どうなることかと思ったけど、所々で残っていた春の花に出会えて、結果としてはいい山行だった。これから季節は梅雨に入り、ここ鈴鹿や奥美濃、奥揖斐はヤマヒルが出てくる。そろそろ今年の夏山の計画を立てて体作りをせねば。くれぐれも無理のない計画でね。

  
三池岳

新緑の中の赤い小さな花はきれいだね。

三池岳

白ザレから稜線。今日はずっと雲が掛かっているだろう。

三池岳

いつもの白ザレで休憩。ここでゆっくりと自家製おにぎりを食べる。実はこの山域のルートで段木に続いて好きな場所がここ。昔はちょっと変わったオブジェのような小さな石もあったんだけどね。多分崩れてしまったんだろう。

  
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植林帯の中を下り、沢に出る。

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ここで沢渡り。対岸が実質の登山口。

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テープが巻かれた木の根元にあるケルンが登山口の目印。

  
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林道をしばらく歩いてN-VANのところまで戻ってきた。

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逆回り山行無事終了。お疲れさまでした。

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朝はポツンと一台だったけど、何台かお仲間さん。


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