三池岳 ~逆回り~
雨が降ってきた
ちょうど一ヶ月前に鈴鹿の山を23kmも歩き続け、今回はまたまた鈴鹿の山。いつもの八風から三池岳~釈迦ヶ岳の稜線を歩く。この山域は毎年春の恒例だと思ったのだが、最後に登ったのは意外にも4年前。しばらくというか、かなりの間ここに来ていなかったんだな。今日はルートとしては逆回りで、八風から三池岳に登り、そのまま稜線を南に歩いて岩ヶ峰尾根で下りる。天気がかなり微妙なのが気掛かりだけど、予報では何とか持ちこたえてくれそう。ということで、いつものように段木へと下りて湯を沸かしてのんびりしようとSVEAほか一式を持っていく。ここのところ荷物が軽かっただけに、肩にずっしりと重さがのしかかる。
キャンプ場を過ぎたところで駐車。既に明るいけど誰もいない。
すぐ近くに古びた看板が立っている。
実はここが大平尾根の登山口だったりして。
八風峠との分岐が見えてきた。
ここには立派な登山マップ。一度じっくり見るといいよ。
登山届をポストに提出。
登山ポストのあるところから林道が続いている。直接三池岳に登るのはこちらから。
足元の石に書かれているので間違えることはない。
八風峠との分岐から林道へと入り、少し歩いていくと「登山者の方は登山道へお廻りください」と書かれた黄色の看板が立っている。これは4年前も同じで、三池岳登山口の目印になっている。ここから三池岳へ登るのは初めてだ。登山口からは植林帯の中を登っていく。空は一面の曇り空なので辺りは鬱蒼と暗い。ここは下りで何度か歩いたことがあるが、かなりの急坂だという記憶がある。登山道は所々木の根がむき出しになっている箇所もあれば、平坦に整備されているところもある。見通しがきかないほどではないけど、ガスが出てきてここ最近の登山とはちょっと違う雰囲気だ。
林道から左に別れて山の中に続いているのが三池岳の登山道。いつもはここから下山してきたのだけど、今日はここから登っていく。
パラパラと音が聞こえる。ついに雨が降り出してきたか。若しくは風で木に溜まった水が落ちている音なのか。レインを着るほどではないのでそのまま登っていくのだが、断続的に雨音が続くようになり、遂にはちょっと濡れるほどになってきた。急いでレインを着るが、雨がやむ気配がない。このまま山頂に出て稜線を歩くか、山頂ピストンとするか、それともここで中止とするか迷ったけど、豪雨に突風でもないため、まずは山頂を目指すことにする。
カメラもザックの中に入れたため、ここから山頂までの写真は無し。天気が悪い中を登るのも登山。ここは楽しみながら登ろう。
迂回路を示す標識。この先崩落地とのこと。
視界ゼロではないけど登山道はガスの中。
意外に平坦路もあるけど道幅狭し。
ちょっと雨が降ってきた。この先どうしようか。
濡れた岩場は滑りやすいので気をつける。
何とか山頂に着いた。もちろん辺りはガスに覆われて見通しはないけど、何とか雨はやんでくれたようだ。ここは何度来てもいい。静かな鈴鹿の山を楽しめる穴場だと思う。