大日ヶ岳 ~ちょっとだけ残雪~
前回は14年前
やはり人気のある山に登るには平日しかない。ゴールデンウィークも終わり、人流も一段落したところで連休の谷間に取るはずだった休暇を先送りし、久しぶりに奥美濃の山で大日ヶ岳に登ることにする。
遡ること14年前、木村さんと檜峠から登った山だ。とにかく最初のゲレンデ登りがきつかった記憶があるけど、そこから更に奥へ奥へとアップダウンを繰り返してたどり着いた山頂からは残雪に覆われた白山が見事だった。
偶然にも時期はほぼ同じ。今度はどんな姿を見せてくれるだろうか。
スキー場が集まる白鳥町の檜峠から出発。
14年前と異なり、今回はソロ。かすかな記憶をたどりながらまずはゲレンデへ出なくてはと思いつつ、登山口からしばらく踏み跡に沿って歩いていく。ロッジ手前で雪の塊に出くわすが、ここは縁を伝って歩いていく。ロッジでゲレンデに出るのではなく、そのまま踏み跡をたどっていくが、なぜか心配だ。ただこれも14年前と違うのは、GPSを持っていること。GARMINで随所で確認しながら踏み跡をたどっていく。
途中で指導標や祠があり、ちょっとホッとする。その後もよほど途中でゲレンデにショートカットしようかと思ったけど、GPSを信用しながら先へと進む。はて?こちらで良かったのかな?
檜峠の登山口。ここにも熊出没注意の看板が立っている。
ロッジ手前でいきなり雪の塊。スキーシーズンに除雪で積んだ跡だろうか?
ここではショウジョウバカマが咲く季節。
ゲレンデと並行する道をひたすら歩く。
途中にある祠に手を合わせる。
どうやらルートはこちらで良さそうだ。
ルートは狭くなり、笹が張り出すようになってきた。と同時に傾斜もきつくなり、そのまま左へカーブするとゲレンデが見えてきた。記憶が確かだったことに安堵するが、ここからリフトの駅まで延々と直登せねばならない。行く手を見上げてもリフト駅はまだ見えていない。とりあえずはゲレンデを登るとするか。
ゲレンデ歩きで唯一ありがたいのは視界が開けること。ゲレンデ下部を振り返ると、対面の山は白鳥高原スキー場のゲレンデだ。そして遠くに荒島岳が顔を出している。ここを登ったのも18年前。そろそろ再登しなくては。
それにしても何もないゲレンデを登るのはきついな・・・
ここでゲレンデに合流した。ここからリフトの駅までひたすら登っていく。帰りは見落とさないようにせねば。
ゲレンデに出ると同時に視界が開ける。スキーシーズンは沢山の人がここを滑っていくだろう。
斜面下部を振り返ってみると、遠くに荒島岳が見えるのがわかるかな?
これから登るところ。かなりしんどそう。
リフト終点はこの時点では見えていない。
木村さんと登山を始めた年に登った荒島岳。左奥に部子山がチラリ。
踏み跡に沿って登っていくのだけど、これが延々と続いていく。
まだまだ終点は見えず。たまに吹く風が心地良い。
振り返ると対面の白鳥高原のスキー場だ。夏は確かゴルフ場だったような。
ようやくリフトの駅が見えてきた。しかしまだまだ遠い。
ようやく近づいてきた。出発して1時間は経っていないけど、かなりしんどいわ~。
リフト駅に到着。リフトが動いていないとなんか廃墟のよう。下のロッジからリフトを使えば数分でここまで来ることができるとは、人間はすごいものを作るもんだと関心する。
ここで休憩しようかと思ったけど、時間的にも体力的にもまだまだ大丈夫なので、そのままリフト駅をスルーして登山道を先へ進む。
リフト駅からの眺め。このルートはある意味ここからが大日ヶ岳への登山道。