表銀座縦走

表銀座縦走 三日目 ~感謝と恩返し~

日が出ても0℃

槍沢ロッヂからは緩やかで平坦な道を歩いていく。二の俣の橋を渡ってしばらくすると、ようやく辺りが明るくなってきた。しかし歩いていて寒さを感じる。温度計を見てみるとなんと0℃。そりゃ寒いはずだ。確か山荘を出発するときも気温は0℃だった。やはり明け方は寒い。明日から10月だもんね。
この明け方が獣と遭遇する一番危険な時間帯。いつものように鈴二つを鳴らしながら歩いていくと、建物が見えてきた。ようやく横尾に着いたらしい。

  
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二の俣まで下りてきた。まだ辺りは暗い。しかし空を見上げると、わずかに明るくなってくるのがわかる。横尾まであと少しだ。

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二の俣にかかる橋を渡る。

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しばらくすると一の俣。ようやく明るくなってきた。

  
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もう上高地に入ったと言ってもいいだろう。

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梓川に沿って寒い中を歩いていく。

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お、ようやく建物が見えてきた。横尾まで下りてきたぞ。


  
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さすがにここまで来ると山荘というよりも立派なホテルという感じだ。横尾までなら来る人も多い。

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横尾大橋の前のベンチでザックを下ろす。ここからは人も多く、獣の心配も少ないだろう。よくよく思えば、横尾に来るのは初めてなんだよね。以前来たのは徳沢から徳本峠、霞沢岳へ登った時だっけ。となると、横尾大橋も実物を見るのは初めて。写真でよく見るので、初めてとは思えない。

  
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バスターミナルからここまでは平坦な道。よって人も多い。

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目の前には前穂と屏風ノ頭。あまりに近すぎて北尾根の全景は見えず。

  
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ここまで来ればあとはバスターミナルまで平坦な道を歩くだけ。しかしここからが長い。まずはここから徳沢、そして明神と経てバスターミナルへと歩く。まだまだ先は遠い。

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そろそろ出発しよう。体が冷えてきた。

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横尾避難小屋。森林管理署の管轄だ。


  

日陰になると余計に寒くなってくる。ここはひたすら歩くことで体を温めるしかない。徳沢まで1時間ちょっとのコースタイム。そこそこ余裕があるので、ゆっくり歩こう。

それにしても槍へは飛騨沢ばかり登っていたけど、上高地から槍ヶ岳を目指す場合、かなりアプローチ長いと感じるな。実際に長いけどね。

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梓川沿いに歩くのだけど、まだ日が低く日陰になっていてかなり寒い。

  
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穂高に登ると必ず梓川を見下ろす。気分は天井人。

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方向からしてここは日陰になるんだな。

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次は徳沢。平坦な道は退屈だ。


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