蕎麦粒山

蕎麦粒山 ~平成の記憶と令和の登山~

秋が来る前に

  

平成が終わって令和が始まった。しかし毎年のごとく4月が終わって5月が始まっただけで何も変わらない。いつもと違うのは連休が長いこととマスコミを始め改元に乗っかったセールなんかをやってるってこと。せっかくの令和の初日はあいにくの雨。この日は自宅でのんびりし、次の日に山に行くことにする。
前回の能郷白山から下りてきたとき、次の山は決めてあると書いた。今回登る山は蕎麦粒山。アッちゃんを案内するもののルートがわからず、悪戦苦闘の末に引き返す羽目になった山だ。次は秋の紅葉の時期と決めていたが、事前に下見だけはやっておきたい。しかも早いうちに。

でもって令和になって最初の登山は揖斐の蕎麦粒山。ルートは15年前に歩いた大谷林道から東の尾根に取り付き、小蕎麦粒山からの稜線伝いに山頂へと歩き、西へ続く尾根を下りていく。登りは旧道、下りは新道とするが、林道からの尾根の取付き点の確認、登山道の状況など調査する。しかし、結果として心身ともにボロボロになってしまうとは・・・。

  

ちょっと早めに広場に到着。昨日は雨だったので、流石にこの山に登る人はいなかっただろう。草が濡れていて足元がビショビショになると思い、今回は久しぶりに足にスパッツを装着する。車両進入禁止のチェーンが張られているところから大谷林道に向けてちょっと歩く。ここから長い林道歩き。先月にアッちゃんと来たので、どの程度荒れているかは頭に入れてある。崩落地や踏み跡が不明瞭な箇所も全く問題はない。雨上がりのせいか、カエルさん(カジカガエルだろうか?)の鳴き声が足元から聞こえるのだが、岩に隠れているためその姿は見えず。

ひたすら林道を歩き、沢が分岐しているところから植林帯が始まる。まだ尾根の取付き地点は先だな。

蕎麦粒山

令和の登山の第一弾。昨日の雨の影響が無いように。

  
蕎麦粒山

車両進入禁止のチェーンから歩いていく。

蕎麦粒山

キケマンの花。揖斐の山でこの時期によく見るね。

蕎麦粒山

大谷林道をここから歩く。林道は名ばかりで実質は廃道。

  
蕎麦粒山

当たり前のように転がっている大きな石。もちろん車は通れない。

蕎麦粒山

対岸にはシャクナゲの花。緑の中に目立つ。

蕎麦粒山

ひたすら沢伝いに歩いていく。林道終点からも先に続く踏み跡を歩いていくが、所々崩落しているので注意。尾根の取付き地点までは1時間近くの林道歩きを覚悟しなければならない。


  

沢の幅もだいぶ狭くなってきた。ずっと踏み跡を辿ってきたのだが、遂に途絶えてしまう。ここで沢を渡るのだが、この渡ったところが出発点のはず。そしてここには蕎麦粒山の標識が取り付けられていたのだが・・・あった!! 前回は見落としていたのだろうか、あっけなく見つかった。やはりここが取付き地点だ。木村さんと15年前に登ったところ。しかし辺りを探してみても五蛇池山への標識は見当たらなかった。

標識は見つかった。しかし、どこから登っていくのかがわからない。

  
蕎麦粒山

右手は植林帯。踏み跡もだんだん荒れてくる。

蕎麦粒山

ここで沢渡り。対岸へ。

蕎麦粒山

ここで踏み跡はなくなった。その先は沢を渡るしかない。そしてこの沢を渡ったところが尾根の取付き地点。15年前の山行記録と比べると、確かにここだ。

  
蕎麦粒山

沢を渡ったところで木に取り付けられた蕎麦粒山の標識を確認。なぜ前回は見落としていたのだろう。

蕎麦粒山

これも15年前と同じものだ。厳しい自然の中でよく耐えてるね。


  

木村さんと登ったときの写真を見返すと、木村さんが下りてきた踏み跡はこの標識の後ろに続いている。しかし今は木々が生い茂ってどこを登っていけばいいのかわからない。しばらく周辺をウロウロして登れそうな箇所を探してみたのだが、結局は標識の後ろの大岩の横から登っていくことにする。GPSで確認しても、ここから尾根に取り付くのが適しているのかもしれない。

足元は踏み跡というよりアニマルトレース? いや、全く違うかな・・・。かなりの急登だけど歩くことはできそう。

  
蕎麦粒山

こちらには白いテープ。五蛇池への目印か。

蕎麦粒山

ここから登っていく。この先何か目印があればいいのだが。

蕎麦粒山

標識のすぐ後ろにある大岩。ここから踏み跡らしきものが続いているのだが、いまいちよくわからない。最終的にはここから登っていくことにする。GPSで確認し、尾根を外さないようにせねば。


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