摺古木山~安平路山 ~リベンジ 中央アルプス南端~
最後の急登
安平路避難小屋に到着した。ほぼ時間どおり。しかしなんてこったい。行く手の山々はガスに隠れてしまった。まあ、安平路山からの眺望はほとんど無いそうなので気にしない。
小屋の中に入ってみると土間の奥に扉がある。扉を開けてみると中に非常用のシュラフが掛けてある。予想以上にきれいな小屋だ。ここなら気持ちよく宿泊できるだろう。
再度土間を見渡してみると、ここら一帯にヒカリゴケが生息しているそうな。よくよく見ると地面にコケが見られる。そのコケを踏まないようにちょっとザックを降ろして休憩。疲れたぞ。
摺古木山からひたすら笹を漕いでたどり着いた安平路避難小屋。あいにく後方の安平路山はガスの中。
「安平路小屋」と書かれた入り口。
入ってすぐ土間。その土間の奥に扉がある。
中はとてもきれい。利用者のマナーがいいんだろう。
土間一帯にヒカリゴケが生息しているって。
これかな?
こちらにも。明るいので光っているかはわからない。
小屋の横を通って安平路山に向かう。
十分休憩を取って、最後の目的地、安平路山に向けて避難小屋を出発する。小屋の先に水場との分岐があり、その先はまたまた笹漕ぎ。山頂まであと1時間ほど頑張らねば。しかし間もなく笹は切れた。やれやれと思っていたらいきなり見上げるほどの急登。安平路山への最後の試練か。
これまでの笹漕ぎでかなり体力も消耗してしまった。そして最後の急登。途中で足が止まりそうになるが、ここが踏ん張りどころ。安平路山山頂はもうすぐだと自分に鞭を入れる。
いつの間にかビショビショだった衣類は乾いていた。
あの山が安平路山かな?
水場との分岐。山頂へは右へ。
またまた笹漕ぎ。写真だけではどこがルートなのかわからないが、笹の下にはちゃんと踏み跡が存在する。これを見極めながら進むのがこのルートを歩くコツだ。
山頂に向けて最後の急登が始まる。
ここにもバイカオウレンの花。
途中で足が止まりそうになるが、最後のひと頑張りだ。