蛇峠山

蛇峠山 ~高い空を一人占め~

GWの箸休め

  

星を見るようになってから阿智村辺りの空が「星が最も輝いて見える場所」だと知る。そして治部坂高原は二度登った大川入山で有名だ。その大川入山の南、国道153号線を挟んだところにちょっと低い蛇峠山がある。この山の名前の由来が何とも面白い。
昔々、蛇出(じゃで)という屋号をもった山麓の農家に住み着いていた大蛇が、体が大きくなったので頂上付近の池に引っ越すときに、わざわざ挨拶をして出ていったという伝説ある。大蛇が「お世話になりました」って引っ越していったなんて、何とも微笑ましいこと。

  

そんな蛇峠山なのだが、す~さんが山登りを始めて一周年の箸休めとして登っている。しかし大川入山に登った時に南側に見える電波塔を見て、あそこまで車で登っていけるなんてちょっと味気ないかなと思っていた。
てなわけでしばらく頭の中に登ってみようリストには無かったわけだが、つい最近Twitterのフォロワーさんが蛇峠山からの景色の写真をアップしたのを見て「これはいいぞ」と思ったわけで、GWの合間を縫って日の出前の暗い中を治部坂へ向かう。空が明るくなってくると行く手に一際明るい星。あれ? 木星ってこんな方向だったっけ? いや、あれは明けの明星の金星。3月は宵の明星だったのが、今は明け方に東の空に見えるんだね。

蛇峠山

時刻は朝の5時。日の出は4時45分だから出発にはちょうどいい時間。そして気温もさすがに高原というだけあってこちらもちょうどいい。

  

GWということもあり、道の駅は車中泊どころか至る所にテントも見られる(こういうところでテン泊っていいのかな?)。さすがに5時前となると観光センターの駐車場には誰もいない。準備をしていると後から来た男性が「大川入山はこちらですか?」と聞いてきた。やはり大川入山と蛇峠山では標高が高いほうが人気があるのかな? 今日は自分は蛇峠山。GWで山も混むだろうから早い時間に登ってしまおう。

登山口までは観光センターから別荘地の中をしばらく歩いて行く。ちょうどいいウォーミングアップだ。

蛇峠山

観光センターの駐車場から出発。

  
蛇峠山

すぐ後ろの階段を登っていくと。

蛇峠山

なんかたくさんの看板が立っている。

蛇峠山

まずは登山口へ向けてしばらく舗装路。

  
蛇峠山

ここではこの時期にショウジョウバカマの花が咲く。

蛇峠山

これが島倉千代子さんのレリーフ。

蛇峠山

このまま真っ直ぐ行くとひたすら舗装路なのでここを右折。

  
蛇峠山

ミュー自然美術館の横を通り過ぎる。

蛇峠山

静かな別荘地を歩く。中には廃墟も・・・。

蛇峠山

亀池? 帰りにでも寄っていこう。


  
蛇峠山

蛇峠山登山口に到着。遊歩道と書いてあるが、きちんとした装備で登りたいところ。

地図を見ながら半ば迷路のように舗装路を歩いていくと、「遊歩道入口」の看板が現れる。そしてその横には「蛇峠山登山道入口」の大きな看板。ここから山頂に向けて改めてスタート。

最初は湿地帯のような緩い中を登っていく。辺りから聞こえるのは鳥の声だけ。何とも雰囲気がいい。そして足元にはたくさんのショウジョウバカマの花。途中から樹林帯の中に入り、しばらく緩い坂を登っていくと目の前に舗装路が現れた。

このルートは舗装路に合流しながら山頂まで延びている。車で上まで行けるのだけど、ここは自分の足でゆっくりと歩くのがいい。

  
蛇峠山

足元にたくさんのショウジョウバカマ。

蛇峠山

雰囲気のいいルート。たくさん人が登る前に静かな山を味わっておきたい。聞こえるのは鳥のさえずりだけ。

  
蛇峠山

さほど急登ではないルート。

蛇峠山

しばらくは緩い登りが続く。

蛇峠山

お、舗装路に合流したぞ。

  
蛇峠山

車で来てもいいけど味気ないね。

蛇峠山

すぐにルートは山の中に続いていく。

蛇峠山

頑張って登っていくと行く手に何か見えてきた。


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