
芥見権現山 ~まだまだいくぞ~
頼りない記憶
やはり今年は例年よりも雪が多いみたいだ。奥美濃や奥揖斐の山に雪をかき分けながら登ってみたいのだけど、体調は相変わらずだし、何よりも寒すぎて早朝なんて起きるのが一苦労。まあ、暖かくなるまでは近場の山を中心に登ろうかなということで、今回は芥見権現山に光輪公園から登る。あれだけ何回か通ったこの山も、前回ここから登ったのは何と2013年の3月なので、実に12年ぶりとなるなんて思っても見なかった。今日は以前作成した自前の地図とかすかな記憶が頼りになるだろう。
先週まで雪が降っていたこともあり、雪が積もった中を駐車場に向かう。車はそこそこ通るのだけど、ここに停めてるのは自分だけ。曇り空の下で準備をして出発する。今日は光輪公園の仁王門から用水路沿いに進み、例の石仏を経由して見晴岩へと向かう。途中で余裕があれば鹿の背からす~さん岩へと行ってみたいのだけど、果たして今の状況がどうなっているのかさっぱりだ。
まずは明瞭な登山道を進み、途中から左手に用水路を見ながら歩いていく。途中で行き先を見落としてしまうが、一旦沢を渡るところがあるはずだ。藪っぽいところを進んでいくと、左手に沢を渡れそうなところを見つけた。かなり荒れているけど、ここでよかったんだろうか。相変わらず自分の記憶は頼りない。
沢を渡ったところからは足元が荒れた急登になる。ひたすらルートを見極めながら登っていくと、左手に大きな岩へと通じる踏み跡を見つけた。その先は何度も訪れた石仏だ。登ってきたところは見晴岩へのルートで間違いなかったようだ。

久しぶりにそこそこ積もった雪。今日は降るのかな?

ここから仁王門を経て北側から登る。

仁王門は左へ。しばらくは用水路に沿って進む。

このあたりから道幅が狭くなってくる。

この先分岐が多い。手持ちの地図と記憶だけが頼り。

行き先を一旦見落としたけど、こちらでいいはず。

藪の中の急登を進む。ピンクのテープがあるけど、あまり信用してはならない。

このルートで良かった。何度も訪れた石仏。
元本のルートに戻り、再度登っていくと、今度は踏み跡が二股に分かれた。記憶ではそのまま岩を巻くように登っていけば見晴岩へと通じるはずなんだけど、左に巻く岩にはロープが張ってある。こちらへは行ったことがないので、ダメ元で岩を伝いながら登っていく。左手に視界が開けてきた。やはりこちらはこれまで歩いたことがない。そしてその視界の向こうに尖った岩が見えてきた。あれ?どこに出たんだろうと思いつつ、よくよく見てみると尖った岩へに通じる僅かな踏み跡もある。気を付けて岩に近づいてみると、何とその岩はす~さん岩だった。やれやれ、迷宮に入り込んでしまったようだ。

トラロープが張ってある。こんなところだったっけ?

見下ろしてみると結構な斜度。

ロープに沿って岩の左へと足元を注意しながら登っていく。ここは歩いたことないな。しかしどこへ通じるのだろう?

行く手に尖った岩が見えてきた。近づいてみると…

あれ?これはす~さん岩じゃないか。

隣の尾根。位置関係を整理しなくては。