御嶽剣ヶ峰 ~できてたことができなくなるとき~
いつまで歩ける?
五の池小屋周辺に木のベンチがあるけど、三の池が見える方へ行き、そこで腰を下ろして持ってきたおにぎりを食べる。まだお昼までだけど、出発が早かったからちょうどいい頃。相変わらず薄い雲が広がってはいるものの、ここから天気は崩れることはなさそう。十分に栄養を補給した後でそろそろ下山する。しかし今日はよく頑張って剣ヶ峰まで登った。あとは下るだけだけど、転倒しないように注意したい。
五の池小屋へと戻ってきた。人は殆どいない。剣ヶ峰へ登る登山者はほとんどロープウェイを使った黒沢口からのようだ。ここは静かでいいな。
五ノ池は水が溜まっている。たまに干上がるんだよね。
白い花はイワツメクサ。
祠に立ち寄ってから下山。
お腹も満たされた。体調も万全。
まずは長い下り坂。
コマクサの植生地。
なかなかコマクサの花にはお目にかかれない。
良い光景だ。登山口までは下り一辺倒。見えない疲れが足元を狂わすこともあるので、十分注意しながら下りていく。前回は森林限界を過ぎたところで土砂降りに出くわした。
順調に下り、森林限界から樹林帯の中に入って来た道、お助け水、のぞき岩避難小屋、湯の花峠、ジョーズ岩と過ぎていく。その途中でも花を楽しむのだけど、森林限界の上と下ではやはり植生が異なるね。
コイワカガミの群生だ。
お助け水に到着。すでに森林限界の下。
往きで登った登山道をひたすら下っていく。転倒は登りよりも圧倒的に下りの方が多い。気をつけなくては。
独特な葉の形のゴゼンタチバナ。
のぞき岩避難小屋へ。まだまだ歩けるけど小休止。
胡桃島への分岐を過ぎる。
往きでも見たドウダンツツジの花。
サラサドウダンだね。
前回は土砂降りでびしょびしょだった。
草木の中、濁河温泉の道標が隠れている。
登山道の随所でしっかりと整備されている。
ようやくジョーズ岩まで戻ってきた。
かなり暑さも増してきたけど、無事に登山口まで戻ってきた。今日は剣ヶ峰まではちょっと無理かな?と思っていたけど、何とかピストンで帰ってくることができた。以前と比べても要した時間はあまり変わらない。しかし確実に体力が落ちてきていることは感じている。
最近思うのは、このように体力が低下してくると、果たしていつまで登山ができるのだろう? 登山と言っても近場の里山から北アのような岩場を含む縦走などいろいろある。一つ言えるのは、これまでのハードな登山は徐々に無理になってくることだ。これは自分だけでなく、誰にでもあること。登山に限らず、これまでできてたことができなくなるときは必ず訪れる。だからといって今を無理することだけはしない。
登山を始めたときに、「絶対に無理はしない」というのが木村さんとの約束だったもんね。
道標が示す方へ登山道は続く。標高が低くなるとさすがに暑くて汗が吹き出す。
登山口へと戻ってきた。今日はたくさん歩いた。
無事に下山。まずはお疲れ。
舗装路を駐車場まで戻ってきた。
帰りも長い道のり。気をつけて運転しよう。