御嶽剣ヶ峰 ~できてたことができなくなるとき~
森林限界から飛騨頂上
蛙岩に別れを告げ、その先の胡桃島ルートとの合流点からちょっと頑張ると、覗岩避難小屋に到着。ここもいいタイミングでの休憩場所。新しくなった避難小屋は前回の下山で土砂降りに遭ったときに逃げ込んだところ。ここでちょっと小休止して息を整えてから再度樹林帯の中をひたすら登っていく。
そして何とか八合目のお助け水にたどり着いた。森林限界に出る前にちょっとここでも一息。
のぞき岩避難小屋に到着。見通しはここしかないけど、朝の青空はきれいだ。
前回大雨で逃げ込んだ避難小屋。
鐘を鳴らそうかと…やめておこう。
更に延々と樹林帯の登山道が続く。
ここは八合目。森林限界手前だ。
何とかお助け水までたどり着いた。体力が落ちている中、ここまでか? とも思っていたけど、何とかこの先も進めそう。
お助け水から先に登っていくと、だんだん木々が低くなり、森林限界に出た。さすがにここからは遠くまで眺めることができる…とはいっても、下界には薄っすらとガスがかかっており、遠く北アルプスは雲が広がっていて見ることはできない。まあ、こればかりは運なので仕方ないよね、と思いながらジグザグを息を切らしながら登っていく。梅雨明けの暑い中、日差しがもろに照りつけるのだけど、さすがにこの辺りの高度になれば湿度が低いせいか、あまり汗もかかない。
そして五の池小屋の建物が見えてくるとあと少し。しかしこれがキツイ。何とか頑張って飛騨頂上へと到着。よくここまで来れたなあ。
これが森林限界出る目印。
周囲の木々も低くなってきた。
振り返ると下界はガスがかかっていて遠くは見渡せない。これはちょっと残念だ。
摩利支天方面には残雪が見えている。
かなり高度が上がった。天気が良ければ白山が見えるはず。
ここからジグザグに入っていく。
意外にこの辺りも厳しい登り。
前方に五の池小屋が見えてきた。飛騨頂上まであと少しなのだけど、ここが頑張りどころ。
そういえばコマクサが植生されていたっけ。
さすがになかなか着かないな~
ようやく来た。飛騨頂上の祠が見えている。
五年ぶりの飛騨頂上。今回はここまでかなと思っていたけど、足が止まることもなくたどり着いた。気候も多少暑いくらいで、味方してくれたようだ。
五の池小屋の屋根の遥か向こうに剣ヶ峰。
休憩を兼ねて三ノ池を見ていこう。