納古山 ~3月20日は俺山の日~
ここから始まった
穏やかに開けた令和4年だが、今年からの職場は波乱含みどころか嵐の中に投げ込まれたようで、とてもじゃないけど週末に登山なんて無理。巷はコロナで感染者があたりまえのように増えているというのに、気の緩みと言ったらヤレヤレだ。でもって山にも年明け以降向かってはいない。
思えば登山を始めたのは木村さんの「山に登りましょうか」の一言だった。あれから18年。近場の山から槍、穂高、笠、剱、立山、後立、そして北の果ての親不知まで歩いた。飽きっぽい自分がこんなにも登山を続けていることに改めて感心する。心が弱っている中、改めてあの時を思い出そうと、18年前の同じ日に同じ山に登ることにする。何かを求めていくわけでも、何かを見つけにいくわけでもない、ただ登りたいだけ。
木村さんと登った納古山の登山口は大牧谷にあるけど、当時はパジェロとランクルだったので、荒れた林道も問題はなかった。
今は軽バンなので、以前使った川辺北小跡に停めてここから歩いて行く。牧ケ洞林道はそこそこの距離だけど、何事も安全第一だね。
川辺北小跡から出発。ここにはトイレもあるので便利だ。
まずは民家の間を歩いて行く。
しばらくすると納古山登山道の案内図が見えてきた。
この先、牧ケ洞林道を登山口に向けて進む。
納古山登山道の案内図。大牧谷からのルートからはあまり歩かれていないようだ。登山口まで続く荒れた林道はウォーミングアップを兼ねて歩いていくのが無難。
林道は間もなく未舗装路へ。
四駆なら入っていけそうだけどね。
左の涸沢に沿って歩いて行く。
砂防ダム手前を右手へ。こんなところをパジェロで入っていったんだな。
道が細い。今どきのデカい車は入らない方がいい。
牧ケ洞林道をひたすら歩いていくと、林道終点が見えてきた。ここが木村さんと初めて登った納古山の登山口。18年続いた登山はここから始まったんだ。登山口の標識は18年前と全く変わっていない。ここまでの林道も緩やかな登りだったけど、ここから樹林帯の中に続く登山道も緩やかな坂道。
18年前と同じスタート地点から出発する。途中に立っている道標を過ぎると、間もなく中級コースと合流。ここからはいつもの鉄板コースだ。
林道終点が見えてきた。道標が立っている。
道標の上には誰が置いたか招き猫。
大牧谷の納古山登山口。すべてはここから始まった。木村さんと18年前にスタートしたところ。
樹林帯の中を歩いていくと再び道標が現れる。
ここにも招き猫。以前は無かったな。
だんだんと道は荒れてくる。
こんなところに花が・・・と思ったらフェイクだった。
ここで最もよく登られているルート、中級コースと合流。ここからはいつものルートを山頂目指して登っていく。