高賀山 ~記憶と記録~
200回目の山行
今年は昨年に引き続いてほとんど新型コロナウイルスに翻弄された一年だった。登山についてもブランク期間が長かったり、晩夏の北アルプス縦走も中止。10月に緊急事態宣言が解除になってぼちぼち山に向かい、何とか今年の山行は13回行くことができた。でもって年内にもう1回登っておきたい。というのも、これまで木村さんと登ったのが72回、木村さんのいない山行が前回の富士見台高原で199回だ(199座ではないよ)。初めてソロで登ったのは2007年の夏の高賀山。汗だくで登った記憶があるけど、なぜか写真は無し。木村さんのいない山行は次回で200回目となる。それなら年内にもう1回、200回目を登っておこう。登る山は最初に一人で登った高賀山だ。仕事納めも終わり、家の掃除も大方済ませた次の日に山に向かうのだが、天気がかなり怪しい。昼頃から崩れるとのことなので、朝早く登ってサクッと下りよう。
大晦日前日ということもあり、高賀神社はもちろん、高賀の森公園の駐車場には誰もいない。ここまで来る途中で雨に降られたけど、駐車場に着く頃には小雨になってきた。これくらいなら何とか登れるだろう。ザックにカバーを被せ、冬装備で出発する。今日はいつもの御坂峠へのルートから山頂に登り、下りは西尾根ルートを使う。登山口には西尾根ルートとかつて存在した遊歩道の地図が描かれた看板が立っていた。西尾根ルートの目印に鉄塔があるので、迷わないようにしなければならない。念のためにGPSにもルートを入れておいた。
さて、今年最後の締めくくり。無理をせず気をつけて登ろう。
雪が薄っすら積もった駐車場から出発。
登山口から既に雪が積もっている。
御坂峠ルートと西尾根ルートが描かれた看板。
出発時は小雨だったけど、雨はやんだようだ。
雲の隙間から青空か。このまま降らないで欲しい。
最初の林道に合流。すぐ先にあずま屋があるはず。
ここが実質の登山口。ここから山の中に入っていく。
林道に合流し、あずま屋のあるところから山の中に入っていく。思った以上に雪は深いが、靴が埋まる程度なので軽アイゼンを付けることもなく、そのまま一礼して登っていく。
順調に登っていくが、岩屋を過ぎた辺りから雪がちらついてきた。それに合わせて足元の積雪もだんだん深くなってくる。
最初のポイントは垢とり場。
次は木地師の古屋敷跡。
そこそこ雪が積もっている。とはいってもこの程度なら慣れっこ。しかしうっかりすると滑って転倒したりするので決して気は抜かない。
岩屋に到着。
休むこと無く先へ進む。
新しい岩屋の看板。
ここで一夜は過ごせないなあ。
岩屋を過ぎると雪が降ってきた。
御坂峠への最後の登り。雪がそこそこ積もっているのでちょっと体力を使う。まだこの辺りは木が風を遮ってくれるけど、稜線に出たらどうなんだろう。
あそこが御坂峠だ。
峠の反対側は舗装された林道。
御坂峠に着いた。雪は相変わらず降っており、予想どおり風が強い。休むと体が冷えてくるので、山頂まで一気に登ることにする。