立山連峰縦走2

立山連峰縦走2 一日目 ~昨日の自分を超えてゆけ~

静かな日の入り

  

今日の行程はこれでおしまい。どちらかというと、移動日って感じだ。まだお昼前でチェックインには早いので、外のベンチで景色を楽しむ。先月見た景色と同じく、北アルプスの山々がいい塩梅に見えているね。

今日は青空の中に高積雲が浮いているので眺めもなかなかのもの。遠くにはうっすらと八ヶ岳、そして甲斐駒や北岳などの南アも見えている。そして遠くに富士山。手前の唐沢岳の横にひょっこりと顔を出しているよ。今回拡大写真を撮ってみてわかったのだけど、富士山よりもかろうじてひょっこりしている蝶ヶ岳、前穂高岳。いろいろ細かな所まで見てみると面白い。

立山連峰縦走2

一ヶ月ちょっと振りの一の越山荘。先月は通過しただけだったけど、今日はここに宿泊。今回の山行の実質の出発点だ。

立山連峰縦走2

左、雄山と右、龍王岳の間から見る北アルプスの山々。黒部湖もわずかに見えている。

立山連峰縦走2

こちらは登ってきた室堂平。富山の街は雲海の下だ。

立山連峰縦走2

一ノ越から見る北アルプス。八ツや南ア、富士山と遠くの山々や、蝶、前穂のようにわずかに頭だけ見えている山もあるのが面白い。

  

今日の行程はここまで。雄山神社へは敢えて行かない。先月既に参拝はしたし、何よりも明日はスゴ乗越小屋までの長丁場なので、体力を温存しておく。昨晩は夜通しで立山駅まで車を運転したので、見えないところに疲れが溜まっているのかもしれないしね。

立山連峰縦走2

雄山神社へはここを登っていく。

立山連峰縦走2

雲海に浮かぶ富士山。

  
立山連峰縦走2

一ノ越には立派な公衆トイレ。利用したら協力金を忘れないようにね。山の中ではお手洗いの管理も大変だ。

立山連峰縦走2

山荘のスタッフさんが吹き流しを回収。

立山連峰縦走2

明日歩く道。山荘の横を通ってまずは浄土山南峰へ。そこから五色ヶ原、スゴ乗越へと向かう。


  

一の越山荘のある一ノ越からの眺め。富山の街と日本海は雲海の中。笠から槍穂高、裏銀から表銀方面が素晴らしい。


  
立山連峰縦走2

今日泊まる部屋は貸し切りだ。

一の越山荘にチェックインする。割り振られた部屋は2階。どうやらこの部屋に泊まるのは自分一人だけらしい。これなら気兼ねなく暗いうちに準備して出発できる。夕食までたっぷり時間があるけど、ここは布団を敷いてちょっと仮眠。どうせ熟睡はできないけど、睡眠不足で出発するよりはマシだ。

そして夕方になり、夕食を食べた後はすぐにカメラを持ち出して外に出る。時間的には日没の頃。いい具合に浄土山に日が沈むところだった。後から来た人たちもかろうじて沈むお日様を見ることができたようだ。
明日の天気は期待してもいいよね。

立山連峰縦走2

山荘からちょっと登ったところで沈むお日様を眺める。さすがにこの時間ともなるとちょっと肌寒いかな。

  
立山連峰縦走2

右手の室堂平にも雲海が広がってきた。雄山山頂から見るともっときれいだろうけど、時間的に今から山頂に行くわけにはいかないな。

立山連峰縦走2

明日も天気が良くなると信じる。

立山連峰縦走2

きっと立山の神様も見守っていてくれるだろう。

立山連峰縦走2

完全に日が沈んだ。手前の黒部湖へ下りていく谷にガスが流れていくのが何とも幻想的。室堂平は雲に覆われてしまったけど、大日岳の向こうは完全な雲海だ。

  

日が沈んだので山荘へ戻る。もうやることはないので、部屋で明日の出発の準備をした後に布団に潜り込む。今日一日はゆっくりできたし、体も高地順応ができただろう。

明日は先月も歩いた浄土山から五色ヶ原を目指す。途中までは日の出前で暗いので龍王岳や鬼岳には登らず、登山道に沿って巻いていくことになる。恐らく獅子岳辺りで雲がなければ日の出となるだろう。
本番は明日から。何とか明後日には無事に折立へ下山できますように。

二日目に続く

立山連峰縦走2

立山信仰登山で、はるか昔からこれまでにどれだけの人がこの景色に感動しただろうか。明日は古の峠から溶岩台地への旅。


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