立山連峰縦走2

立山連峰縦走2 一日目 ~昨日の自分を超えてゆけ~

室堂平散策

  

室堂ターミナル建物の外に出る。いつもはアジアの外国人で賑わって(というより騒がしい)いるが、今日は多少なりとも静かだ。いつも占拠されている立山の文字が彫られた石の写真をようやく撮ることができる。近くにはこれも片言の日本語で写真撮りましょうか?と叫んでいる女性がいる。

行く手には富士ノ折立、大汝山、雄山と立山の山々がはっきりと見える。今日は雄山の麓の一ノ越まで。まだまだ時間はたっぷりあるので周辺を散策しながら歩いていくとしよう。天気も崩れる気配はなさそうだ。

立山連峰縦走2

いつもは観光客で賑わう立山と彫られた石の前。立山の文字の下には、室堂平 標高2450米とも彫られている。

  
立山連峰縦走2

先月同様、立山が目の前にはっきりと見えるぞ。今日は一ノ越までなので時間はたっぷり。

立山連峰縦走2

室堂ターミナルを出発。2階部分がホテル立山。

  
立山連峰縦走2

こちらの建物は立山消防本部立山町消防署室堂救急隊分遣所。

立山連峰縦走2

先月はあの稜線を左から右へと辿ったんだよね。今日からはその先を辿っていく。


このまま一ノ越へ直接歩いていくのも物足りないので、ちょっと寄り道。まずはみくりが池周辺を歩く。昨年雷鳥坂を下りてみくりが池に立ち寄ったものの、雨でビショビショだったのでカメラを出す気にもなれず。ひどい雨風でもう泣きたいくらいだったなあ。
今日は人も少ない中、池を眺める。やはり平日は静かでいいね。

立山連峰縦走2

室堂平はこんな感じの写真。山登りをしない人でも一度は訪れることをオススメ。所々に散らばっている石はここにかつて氷河があり、山から氷河に乗って運ばれてきたもの。氷河が消えて石だけが残ったもので、「迷子石」とも言われているよ。


  

これまた最初の方は白飛びしてしまって見にくいけど、室堂平周辺はこんな感じ。
ここだけでも一度訪れてみては? 心の洗濯にはなるかもね。


  
立山連峰縦走2

石畳の上を歩いていく。

立山連峰縦走2

みくりが池が見えてきた。

立山連峰縦走2

「とやまの名水 みくりが池」と書かれている。

  
立山連峰縦走2

大日岳をバックにみくりが池。びしょ濡れの中で雨宿りをした火山ガス情報ステーションが懐かしい。右手奥に見えるのが毛勝三山。

立山連峰縦走2

ちょっと周辺を歩いて違う角度から。

  
立山連峰縦走2

ここからは剱岳がかろうじて見える。穏やかな立山と比べると荒々しい岩が見えるのがわかるね。
右手前に見える登山道は別山乗越から雷鳥平へ下りる雷鳥坂。

立山連峰縦走2

室堂山荘。ちょっとこちらにも寄ってみよう。

立山連峰縦走2

大日岳も縦走してみたいな。人は多いのだろうか?


  
立山連峰縦走2

室堂山荘はみくりが池から歩いてすぐのところ。

みくりが池からは室堂山荘へ。正式には「立山室堂山荘」。ここは北アルプス最古の山小屋で、1726年に創設されたそうな。とはいってもその建物は現在の山荘の隣にある2棟の建物。1986年まで200年以上も利用されてきたが、現在は国の重要文化財に指定されており、小屋内は展示室として一般開放されている。登山用の小屋としては1906年に創設された白馬山荘が最も古いのだから、その差は180年。それにしても江戸時代以前から立山信仰登山の起点になっていたとは、気の遠くなるようなお話だ。
現在の山荘は3棟で、お風呂つきという豪華さ。温泉ではなく、季節によって地獄谷、若しくは浄土沢から水を引いて沸かしているらしい。

  
立山連峰縦走2

立山室堂山荘の玄関。三つの棟があるけど、山荘の人に聞いたら玄関から左へA、B、C棟と続き、C棟にお風呂があるそうな。

立山連峰縦走2

かつての室堂山荘。手前が北棟で奥が南棟。現在は展示室。

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展示室内は撮影禁止なので注意してね。


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