能郷白山 ~平成の忘れもの~
平成が終わる前に
今年は改元があり、そのおかげで大型連休は最大10連休となる。その恩恵にあやかろうと山に行く計画を立てたが、前半は天気が崩れるとのこと。イチかバチかで連休が始まるのに合わせて山に行くことにする。行き先はというと・・・前回山頂手前で撤退した能郷白山。平成が終わる前にこのモヤモヤだけは片付けておきたい。どうやら予報では当日は天気がいいらしい。とはいっても信用はできないけどね。
昨年の連休ではいつものゲート前はたくさんの車が停まっていた。中にはテントを張っている人もいるくらい。今回も多いかな・・・と思って車を走らせると、意外にも二台しか停まっていない。10連休ということでもっといい行楽地へと流れたんだろうかね?
今回は以前よりも暖かく、雪もかなり融けただろう。ちょっと早く出発してゆっくりのんびりと登りたい。
意外に車は少ない。大型連休だというのにね。
いつもの出発のゲート。今日は山頂まで行けるかな?
予報通り天気がいいなんて・・・珍しい。
間もなく登山口。前回は看板の近くに腰を下ろす金属板があったんだけど、無くなっている。まあ、いいか。
さてと、山頂に向けて出発だ。
あら?金属板は沢を渡るための橋だった!!
恒例の急坂。2週間前は枯れ枝ばかりだったけど新緑がちらほら。
いや~今日は晴れてよかったな。
曲がったガードレールが目印の林道出合。林道と言ってもほぼ廃道。雪はすっかり融けてしまっていた。
廃林道はおろか稜線の雪もほぼ融けている。
いつもの如く林道出合でザックを下ろして小休止。これから歩く稜線を見上げると、ほぼ雪は融けてしまっている。この二週間での春の訪れは自分の感じるものより遥かに早かったようだ。
登山道もよくよくみると緑の芽が吹いている。一息ついたところで登り始める。朝早いせいか、足元をよくよく見ると日陰には霜柱。なんとまあ、春と冬が入り混じった光景だ。
そしておむかえブナ。あいにくこちらは新緑はまだまだ。ただ昨年の同時期の写真を見ると、見事な新緑の葉っぱだ。去年は暖かかったのかな?
能郷谷。標高が上がると揖斐の山々が一望。
木々も芽吹く季節だ。
気を引き締めて再出発。
足元には何と霜柱だ。
おむかえブナに到着。昨年の連休は既に若い緑色の葉っぱを身に着けていたけど、今年は春の訪れが遅いよう。