
汾陽寺山~権現山 ~初心にかえろう~
今度は武芸川の権現山
汾陽寺山から下山したところは中洞の集落だった。途中で立派なお寺があるので立ち寄ってみる。ここは太原寺という大きなお寺だ。
予定では汾陽寺に下りてそのまま県道から権現山に登るはずだったが、ちょっと遠くに下りてしまったため、まずは国道に出なくてはならない。そして国道に出てから延々と権現山の登山口に向けて1時間近く歩き通す。ちょっとこれは予定外だったなあ。

大きなお寺が現れた。ちょっと寄ってみる。

なかなか立派なお寺だなあ。

汾陽寺? いやいや、太原寺だよ。

とぼとぼと国道を歩く。まだ天気が良くて風もあまり吹いていないのでましか。車のありがたさがわかるね。

県道に入り、権現山登山口の近くにやってきた。
これから登るのは武芸川の権現山。年末に登ったのは関の権現山だ。こちらの権現山の登山口は道沿いにありわかりにくいようでわかりやすい。始めて来る人は「ここが登山口?」と思うかもしれないね。
どうやらここも一部鉄塔の巡視路になっているようだ。枯れ葉に覆われたルートには所々に樹脂のステップが設けられている。
急な坂を一登りするとちょっと斜度は緩くなる。あと山頂まではどのくらいかな・・・と思って地図で確認すると、あら?山頂はまだまだ遥か遠く・・・。。

道路沿いにある権現山登山口。ここから先は植林帯の中をひたすら登っていく。

さすがに植林帯に入ると薄暗くなるね。

ここも鉄塔の巡視路なのか。

針葉樹ばかりの中にわずかに広葉樹も生えている。

樹脂のステップの階段。地図を見るとこの先鉄塔とルートが交差する。休むことなく歩いているので最初は息が切れるが、ここが頑張りどころ。

ちょっと斜度が緩くなってきた。

おや、最初の鉄塔かな。
最初の鉄塔を過ぎると緩いアップダウンの続く快適な登山道となる。所々で視界がひらけるが、先ほど登った汾陽寺山のなだらかな山容がよく見える。そして行く手にはちょっと険しそうな権現山。汾陽寺山が女性的に対し、権現山は男性的と表現してもいいかな。
それにしても汾陽寺山といい権現山といい、登山口や登山道に標識が全く無い。権現山はルートははっきりしているからまだいいが、汾陽寺山の西側は何もないと登るのにはちょっと躊躇するかもしれないね。

最初の450番鉄塔。地図で場所を確認。

あそこに見えるのは汾陽寺山かな?

こうやって見ると汾陽寺山はなだらかな山だ。確かに急登はほとんど無かったし、山頂から西への下りも緩かったね。

そして次の449番鉄塔。

鉄塔の間から権現山。まだ遠いぞ。

ここからも緩いアップダウンが続く。

ここも春に来たいな。桜が終わると虫が多そう。

山の標識がない中で鉄塔の標識がぽつんと。

今度は448番鉄塔。先ほどの鉄塔より標高が低い。

恐らくあそこが権現山。かなり近づいてきたぞ。

448番鉄塔の真下。まだまだ天気がいい。
448番鉄塔を過ぎて先へ進むと、分岐で古びた指導標が現れた。本ルート唯一の指導標かもしれない。矢印の方向が権現山山頂。
やっぱ里山と言えど、最後は厳しい。ちょっとお腹が空いてきたことも手伝って足取りは重くなってしまったが、権現山山頂に着いた。山頂には立派な祠が祀られている。ここでザックを下ろしてちょっと遅いお昼ご飯。ちょっと予定が狂ってしまったけど、何とか今日の目標の二座登ったよ。

突然現れた権現山への指導標。かなり古いもののようだ。手前にはしれっと鉄塔の標識。

矢印のとおり左へ。

もうすぐ山頂か。いや、まだまだ。

ここを登りきれば山頂だ。腹減ったよ。

山頂に到着。祠が見える。

ここが武芸川の権現山の山頂。権現山らしく、神様が祀られている 。ここでちょっと遅いお昼ご飯。カップラーメンを食べても立ち止まると体がどんどん冷えてくる。