銀杏峯 ~リベンジ 猛暑の越前~
下りもバテました
帰路は登ってきた名松新道を戻る。前山への登り返しがきつそうだけど、後から地図を見てみると、大きな登りではなかった。トンボが舞う中を下っていく。行く手には見事な荒島岳が鎮座している。いい眺めなのだが、この暑さはどうにもならないか。
アッちゃんと帰路を検討した結果、来た道で下山。
夏の里山は暑さに注意せねば。と、毎年思って反省していること。
アッちゃんの右手の山が荒島岳。飯降山と越前大野城は写真左手にあるのだが、隠れてしまった。
銀杏峯のすぐ近くに飯降山という884mほどの山があるのだが、日本昔話で有名になった山だとアッちゃんが教えてくれた。
昔この山で三人の尼が修行をしていたところ、毎日飯が降ってくるようになったが、いつの日かこの飯を一人で食べようと考えるようになり、次々と他の二人を深い谷に突き落としたら飯が降らなくなってしまったという伝説だという。(Wikiより)
そして飯降山のそのまた近くにあるのが亀山にある越前大野城。ここは雲海に浮かぶ天空の城で有名だとこれまたアッちゃんに教えてもらった。
下りは快調といきたいところなのだが、なぜか足が止まってしまう。やはり暑さでかなり体力が消耗してるようだ。何とか前山まで戻ってきたが、ここでも腰を下ろしてしまう。
下りでこんなにしんどかったのは初めてかもしれない。いや、これだけ暑ければ仕方ないだろう。アッちゃんも暑さ対策でタオルを頭に巻いている。
仁王松まで戻ってきたが、ここでもストップ。
相変わらず汗が止まらない。ここでもアッちゃんに先に行ってもらい、自分は休みを挟みながら下っていく。
そして何とか水場まで戻ってきた。思わず頭から水を被る。体表面の温度もかなり高いらしく、水がやけに冷たい。この先林道に出て駐車場まで下るだけだ。標高が低くなるにつれてどんどん暑くなってくるけど、最後の力を振り絞って頑張ろう。
越前だからちょっとは涼しいかなとの思惑は見事に外れ。強烈な暑さはここでも同じだった。
羽衣の松まで戻ってきた。もうちょっとで水場。
水場に到着。冷たい水で顔を洗う。
あとは緩やかに下っていくだけだ。
一旦林道に出る。
今日は本当に暑かった。
駐車場まであとちょっと頑張ろう。
無事に登山口まで戻ってきた。今日は何度も足が止まってしまい、アッちゃんに迷惑かけてしまった。しかしこの暑さは強烈。毎年この時期の里山はいつもこんな目に遭っている。暑さトレーニングなんて無理してやるもんじゃないね。
帰る準備してたら森林組合のおっちゃんが声を掛けてきた。どうやらおっちゃんたちが登山道を整備してるらしい。あの水場や前山の刈り取りなどはすべておっちゃんたちのおかげだ。そしてこの山に登る最もいい時期は3月とのこと。銀杏峯から部子山へのトレッキングはこの時期限定だそうだ。いつかスノーシューとアイゼンを持参して挑戦しようか。また楽しみが一つ増えたぞ。
植林帯を下った先が登山口だ。
ようやく戻ってきた。酷暑の中頑張ったよ。
ここを下りて今回の山行は終了。3年前登れなかったリベンジも達成。
アッちゃん迷惑かけてゴメンナサイ。今回もサンキューです。