栂海新道一日目 ~早すぎたけど到着~
一瞬の風と雨
五輪尾根も鉱山道も登山道を多くの沢が横切っており、水は豊富だ。実は前回の山行では必要以上に水を持ってきていたが、結果としてその必要はなかった。これだけキレイでうまい水が流れているなら、喉が渇いた時に飲めばいい。そして栂海新道を歩く時は朝日小屋で水を補給しておけばいい。
てなわけで今回はザックを下ろさなくても水が飲めるようにシェラカップを持ってきた。これなら喉が渇いた時にすぐに水を飲むことができる。沢の水は無味無臭なのだが、なぜか美味い。ただ調子に乗ってガブガブ飲むとお腹が痛くなるので注意だ。
左手に雪倉岳から朝日岳への稜線が見える。よくあそこを歩いたなぁ。
朝日岳からの下りで休憩した五輪の森の標柱。まだまだ元気。
朝日岳も朝日に照らされている。
五輪尾根から見える雪倉岳がキレイだな。もうちょっと標高が高くなって雲がないと白馬岳がかろうじて見えるはず。
ベンチの間からも水が流れている。休憩がてらうまい水をいただく。
道はどんどん急登になるけど順調だ。
これ何かな?シオガマの一種かな? 多分オニシオガマ。
相変わらず登山道は花がきれいだ。
ここでもきれいな水が流れている。
豊富な水は山からの贈り物。
一滴の水が集まって山の奥から流れてくる。
道は緩やかになったのだが、ガスが出てきた。
順調に登るに連れ、ちょっと雲行きが怪しくなってきた。もう少しで吹上のコルなのだが、辺りはガスが立ち込めてきた。風も強くなり、ポツポツし始めたので急いでザックカバーを掛ける。これ以上強くなってきたらレインを着ないといけないかも。
前方から朝日小屋を出発したのだろうか、男性が歩いてくる。どうやらあちらからも急な風と雨だったようだ。
う~ん・・・何とか今日くらいは天気もってもらいたかったけどな・・・。せめて朝日小屋に辿り着くまでだけでもね。
吹上のコルに到着。雨が強くなってきたので急いでレインを着る羽目に。またまた朝日岳からの眺めは期待できないか・・・。
吹上のコルに着いた。朝日岳山頂は厚い雲がかかっている。雨粒も大きくなってきたので急いでレインを着る。山頂から5名ほどのパーティーが下りてきた。彼らも急いでレインを着ている。
カメラも濡れるのを嫌い、カメラケースにレインカバーを掛ける。準備も整い、山頂に向けて歩き出すと、わずかだが雨が小振りになってきた。
雲がどんどん流れていく朝日岳山頂方面。徐々に雨も止んできた。
あれ? 青空が見え始めたぞ!?