槍ヶ岳 ~翼よ、あれが槍の穂先だ~
槍に登る
さあ、登るぞ。穂先に向かって進むと改めて尖った岩塊に圧倒される。写真を撮っていたらヘルメットを被った山荘のスタッフが近寄ってきた。
「もうすぐヘリコプターが来ます。砂埃が舞うので登っていてください。」
慌てて登り始める。ちょっと登ったところでヘリの音が近づいてきた。二人の山荘スタッフがヘリを誘導している。横に缶やペットボトルのゴミがまとめてあったので、てっきりこれを運び出すのかと思ったら、ヘリから一人降りると穂高方面へすごい勢いで飛び去った。
降りた人は担がれていたように見えたが、山荘のスタッフか、途中パンクしてしまった人かは不明。いずれにせよ山荘の仕事は大変そうだね。
さて、改めて登ろう。人もいないのでペンキマークを目指して登っていく。いやー高度感あるね。途中写真を撮るため登ってきたところを見下ろすが、さほど恐怖感はない。
いざ、槍の穂先へ。
最初はザレた道を進む。
ヘリが到着。山荘スタッフが誘導している。
ヘリから一人降りてきた。
穂高方面へ飛び去るヘリ。気をつけてね。
ペンキマークに従って登る。意外に岩はしっかりとしているが、やはり浮き石には注意。
もっと足がすくむと思ったが、足場がしっかりしているせいか、恐怖感というよりも心地よい。
前方に最初の梯子。渋滞時はどんなだろう。
山荘を見下ろす。かなり高いところまで登ったな。
さてと、あと少しで穂先だ。
思った以上にグイグイ登る。これでビビってたら、西穂~奥穂縦走なんて無理だろうな・・・。と思いながらも最後の梯子へ。
通常は穂先まで片道30分、渋滞時で1時間らしいが、だれもいない中、ノンビリ景色を楽しんだり、写真を撮りながら登ることができるなんて平日ならでは。