黒部五郎岳 ~じぇじぇじぇ~ ~
剱が顔を出す
寺地山に到着。出発してから2時間45分。予定よりちょっと早く着いた。寺地山山頂は狭く、寂しい山頂だ。ちょっとここでザックを下ろして小休止。朝早いせいか、立ち止まるとヒンヤリとする。
次の目標地点は北ノ俣避難小屋だ。ザックを背負い、寺地山山頂から数歩進んだところで思わず立ち止まってしまった。目の前に絶景が広がっていた。目の前にはこれから目指す北ノ俣岳、左手には薬師岳、右手は笠ヶ岳だ。その薬師岳の向こうに尖った山が見える。この山は剱岳。形を見るだけでも険しい山だ。そして笠の右手向こうには乗鞍、御嶽と続く。しばし感動。
寺地山山頂に到着。地図で確認すると、この笹の奧が山頂らしい。市町村合併以前のもので、「飛騨市」ではなく「神岡町」と書かれている。この標識前ではほとんど景色は望めない。
まだまだ黒部五郎岳までは4分の1ほど。先ははるかに遠い。
ここからは木々に邪魔されて眺望は無し。
寺地山からほんのちょっぴり進むと絶景が広がる。目の前は北ノ俣岳。左に薬師岳、右に笠ヶ岳。早朝なのでいい景色だ。
北ノ俣岳。あそこまで遠い。
手前の薬師の稜線の向こうに剱岳。険しく綺麗な山だ。
そして笠ヶ岳。左の子笠がかわいいね。
せっかく登ったのに一気に下る。こりゃ帰りがこたえるな。ひたすら泥まみれになりながら歩く。道はほぼ平坦だ。しばらくすると指導標が見えてきた。どうやら北ノ俣避難小屋に到着したようだ。しかし避難小屋は登山道から外れてちょっと歩かなくてはならない。休憩だけなので指導標のところでザックを下ろす。
この時点でもまだまだいけるな、と思っていたのだが・・・。
登山道はぬかるみ。たまにうっかりすると足が沈む。
下りきった先はほぼ平坦だ。
目の前の北ノ俣岳。黒部五郎岳はその稜線の先の先。
ハイマツが張り出してきた。避難小屋はまだかな?
笠ヶ岳も相変わらず。もっと近くで見てみたい。
指導標が見えてきた。あそこが避難小屋か。
「草地」と書かれてある指導標。北ノ俣避難小屋はここからちょっと歩く。
何とかここまで順調。休憩して北ノ俣岳を目指そう。