乗鞍岳

乗鞍岳 ~嵐の中~

嵐か台風か

  

石垣で作られた休憩所に着き、まずはザックを下ろす。ここなら多少は雨風を凌げる。いそいでレインを着込み、ザックカバーを被せる。しかし本当にまいった。ここまで天気が崩れるとは予想もしてなかったけど、自分の判断も甘かったということだ。すると反対側から数人の登山者がやってきた。彼らもこの天候に苦しんだようだ。

  

天候はここから好転するとは思えない。今日はここで諦めて、まずは大黒岳を下山してそのまま畳平へと向かうことにする。雨対策を整えて休憩所を出発したものの、これまで以上の突風でザックカバーやカメラケースのレインカバーも飛ばされそうになってしまった。しかも自分も一時は立っているのがやっとというくらいの風の強さに、すぐに休憩所へ引き返す。
再度休憩所でカバーが飛ばされないように固定して再出発。とにかく飛ばされないようにゆっくりと一歩一歩進み、大黒岳を後にする。ここからは緩い坂道を下りていくルートになっていく。なんか台風の中を歩いているようだ。

乗鞍岳

今日は乗鞍岳の数多くのピークのうち、大黒岳のみにしよう。これ以上の登山は無理だ。


  

下山の途中でまた前方に動くものがある。ここにもライチョウさんがいた。よくよく見ると足に黄色の足輪が付いている。後からわかったことなのだけど、捕獲許可を得た研究者によって個体ごとに色のついた足輪を装着して放鳥しているそうだ。これで個体識別ができ、生態調査をしているとのこと。
それにしても天気の悪いときに姿を表すとはいえ、こんな悪天時にもかかわらず普通に会えるなんてたくましい鳥たちだ。

  
乗鞍岳

あれ? またライチョウさんがいた。

乗鞍岳

乗鞍にはライチョウさんが多いようだね。

乗鞍岳

こっち見てるよ。

  
乗鞍岳

足を見ると、黄色の足輪が付いている。個体識別用の足輪なのだけど、彼らにちょっかいは出さないように。

乗鞍岳

これから冬になり、羽根も真っ白になるだろう。

乗鞍岳

「また来てよね」


  1. 地図
  2. 1
  3. 2
  4. 3

このページの上に戻る