南木曽岳 ~笹との闘い~
激闘編再訪完了
ヤマケイから出版されている「名古屋周辺の山200」に南木曽岳の上の原コースが掲載されているけど、手元にある第2版(2004年)ではブナの巨木が林立する箇所を「巨大樹の森」と書かれている。確かに巨大樹の森なのだけど、ちょっと退屈に感じるのは自分の感性の無さだろう。
と思いながら森の中をどんどん下っていくと、見覚えのある大木が現れた。18年前のレポートの中にある写真と同じブナの大木だ。ちょうど手のひらを広げたような大きな大木なので覚えていたのだけど、また見ることができてちょっと感激。
今日はこれで下山。未だ湿気がすごい。
登山道はすぐに森の中へ。
倒木も随所に見られる。
急坂は膝に来る。転ばないように慎重に。
目の前に現れたどこかで見た巨木。
巨木を見上げる。それにしてもデカい。
帰路はほぼ下り。湿気と高温が体力をどんどん奪っていく。
ブナの大木。18年前に写した写真と全く一緒かと思ったら、左側の大きな枝が折れていた。18年前の写真と比べてみてね。
工事中の箇所へ戻ってきた。ここは見通しがいい。
登山道は再び森の中。鉄塔に到着。
更に最初の鉄塔に到着。いや~下りもキツい。
急坂をひたすら下っていき、たまに平坦な道に出るとホッとする。とにかく見通しのない登山道。山深さを味わうのではいいのだろうけど、やはり味気ない。むしろ残雪時に登るのが面白いと思う。
いろいろ思いながら歩いていき、笹に囲まれた登山ボックスを過ぎるとようやく登山口だ。お昼までに下りられるかな?と思ってたけど、時刻は11時半前。思った以上に早く下山できた。これにて南木曽岳山行は終わり。と同時に2004年木村さんの山行「激闘編」で登った山はすべて再訪した。
当時登ったときは登るのに必死で写真もあまり撮れなかったし、また天気が悪くてほとんど見通しがきかなかったり、更には景色を撮ったものの写っている山々の名前が殆どわからなかったりといろいろあった。それらの復習を含め、一度登った山にまた登るのも楽しい。上の原ルートは退屈だと思いながら歩いていたけど、レポや写真をまとめているとやっぱ山登りはいいなと感じてしまう。だから懲りずにまた山に向かうんだろうね。
笹に囲まれた登山ボックス。往きはどうなることかと思ったけどね。
ようやく登山口に到着。
気温はかなり上がった。無事に南木曽岳山行完了。
やはり今日はぽつんと一台。平日だもんね。
駐車場には協力金のポストが立っている。
協力金を入れて今日はこれで帰宅。あ~疲れた。