南木曽岳

南木曽岳 ~笹との闘い~

笹は大丈夫か?

  

「山に登りましょうか?」
2004年3月20日 納古山に始まり、白草山、能郷白山、烏帽子岳、南木曽岳、夕森天然公園、荒島岳、銚子ヶ峰、蕎麦粒山、川上岳とその年は1ヶ月に1回のペースで木村さんと一緒に登山の経験を積み上げていった。で、何年か前から一度登った山を再訪しようということで、納古山をはじめとしてこれらの山々を再度登ってみた。昨年は川上岳、夕森天然公園、荒島岳に登頂。続けて今年は前回の白草山。そして2004年に登った山で裁縫していない山が残り一座。それが南木曽岳。
思えば18年前に登った烏帽子岳がなかなか良かったため、「夏は涼しい信州の山」と勝手に思い込み南木曽岳に向かったのだけど、途中から背丈以上もある笹原。ひたすら笹を漕ぐも、途中でギブアップし、先導を木村さんに代わってもらった。先を行く木村さんの姿は全く見えず、かろうじて笹が揺れる方向が木村さんの進んでいるところと確認できるというくらいだ。よって、真夏の南木曽岳というと笹との闘いというくらいの記憶しかない。今回は梅雨の合間に休暇をもらい、18年前と同じく上の原ルートから同じ道を辿っていく。7月に入ると笹が一気に成長するので、登るのなら今がラストチャンスか。

  
南木曽岳

上の原登山口の駐車場。車を停めるスペースが有るだけ安心できるね。

18年前は駐車場が無かったけど、今は登山口から数100m離れたところに駐車場がある。今日はここから出発。
ここからしばらく道沿いに歩いていくと民家の横に登山口がある。知らない人だと、他人の敷地に入っていくのか? と思うほど。

  
南木曽岳

駐車場から登山口へ歩いていく。途中にある看板があるので大丈夫。

南木曽岳

ここにも看板があった。迷うことはないね。

南木曽岳

ここが南木曽岳の上の原登山口。左側には民家があるので一瞬迷うほど。登山口の左側に横たわっているのはルートマップ。18年前の写真では看板として立っていたけど、現在は朽ち果てている。前回の山行記録と比べてみてね。


  

登山口で一礼して歩きだす。まるで人の土地の裏山に入っていくような道だ。左手に倉らしき建物を過ぎると鬱蒼とした木々の中に入っていく。同時に笹が登山道に張り出してきた。これはやばいかな・・・と思いながら進む。朝露に濡れた笹は容赦なく衣服を濡らしていく。目の前に登山ボックスが見えてきた。この周辺も笹に覆われている。

  

こりゃまずいかな・・・ ここから更に笹がひどくなるようなら今日は諦めることも考えねばならない。登山ボックスからしばらく笹を掻き分けながら進んでいくと、何とか笹が切れて普通の登山道が続いている。
一瞬ホッとするものの、この先凶暴な笹が道を遮ってしまうかもしれない。

南木曽岳

登山口の新旧の看板。手書きの方が味がある。

南木曽岳

人ん家の敷地に入っていくかのように登山道は続く。

  
南木曽岳

笹に覆われた登山ボックス。この時点で引き返そうかと…

南木曽岳

間もなく笹は切れて普通の登山道になった。しかしこの先どうなるのかわからない。

  
南木曽岳

ササユリの花が咲いていたよ。

南木曽岳

そういえばこの花も見るのは久し振り。

南木曽岳

最初はヒノキの植林帯の中を歩いて行く。傾斜は緩やかかと思ったらいきなり急坂になったりするけど、踏み跡は明瞭。


  
南木曽岳

笹原の中に続く登山道を進む。この時点では笹もまだマシ。

周りは針葉樹と広葉樹が入り混じった森の中。しばらくすると鉄塔が見えてきた。地図を見るとなるほど、この先にももう一本立っている。
しかし梅雨の合間なので当然といえば当然なんだけど、湿気がすごい。汗がダラダラと流れてくる。登山にとってはちょっとしんどい季節だ。

  
南木曽岳

いきなり目の前に鉄塔。

南木曽岳

ここにも山頂への指導標。

南木曽岳

ヒノキの植林帯の中、急登を進む。見ての通り、周りの景色は全く無し。湿気がすごいよ。

  
南木曽岳

2本目の鉄塔に到達。

南木曽岳

いきなり工事中で左に迂回。

南木曽岳

これは・・・基準点ではなさそう。


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