裏銀座周回

裏銀座周回 二日目 ~足跡の記~

裏銀座の白い山

裏銀座を歩く際は必ず通るといってもいい、野口五郎岳山頂に着いた。山頂は広く、平日にもかかわらずたくさんの人がいる。山頂広場の中央にケルンが積んであり、そこに山頂の標識。ここは今回の4日間の山行で最も標高の高いところだ。山頂からは360°の絶景。今まで登った北アの山々がこれまでとは違った方向から見るのも良い。しかし疲れた。できるだけ行動食を腹に入れておこう。

  
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槍をバックに野口五郎岳山頂。歌手の野口五郎さんの芸名はこの山に因んでいるのは有名な話。しかし自分がその山に登るとは思ってもみなかったなあ。

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あちこちに標識のある広い山頂だ。

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標高2,924mは今年の山行の最高峰。

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立山から後立、燕岳から大天井岳、西岳への表銀座を一望。野口五郎小屋は山頂直下にあるんだ。

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こちらは南側から西側。槍の後ろに穂高が見える。水晶の双耳峰はいつ見てもいい。

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ちょっと場所を変えて槍穂を拡大。西鎌尾根より向こうは雲が覆っていて笠や乗鞍は隠れてしまった。

  
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槍穂を拡大。西穂から奥穂への縦走路もちゃんと見えている。

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空はもう秋の様相。絹雲が出ている。

  

それにしても不思議な山だ。ここら一帯が花崗岩質のため地面の色が白い。そういえば白馬三山の白馬鑓ヶ岳もあそこだけ白かったっけ。日が照ってると眩しいくらいだ。
ここから見える赤牛岳は黄色、薬師岳は灰色がかかったオレンジ色など、同じ北アといっても地質はかなり異なるようだ。地質以外にも特殊な地形や植栽などの違いを調べてみるのも楽しいし、登山の面白さのひとつなんだろうな。

そろそろ出発しなくては。野口五郎小屋宿泊ならここでのんびりしたいけど、今日の目的地はその先の烏帽子小屋だ。

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今度は双耳峰の水晶をバックに一枚。いい山だったね。

  

なかなか来る機会がなかった野口五郎岳。アプローチがちょっと長いけど、一度は登ってみたい山だ。


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