荒島岳

荒島岳 ~古の道と新道~

緊急事態宣言が明けて

  

8月初旬に阿智の南沢山に登ったきり山には向かっていない。というのも新型コロナウイルス感染症の第5波が猛威をふるい、外に出て人が多いところに行くのも危険と思わせるくらい感染者が増大しているからだ。もう緊急事態宣言なんて形だけ。小中学生の修学旅行や各種イベントが軒並み中止となる中、なぜかオリンピック、パラリンピックは開催しており、これに伴うように感染者は増すばかり。職場でも厳戒態勢で、県境を跨ぐ移動はおろか帰郷も制限されるということから、9月末ギリギリまで粘った今年の北アルプス縦走は取り止めとなった。10月に制限が解除されたものの、計画していたルート上の山小屋は既に閉まっている。もちろんテン泊も駄目。
最後のあがきも諦めに変わり、近場でどこかへ登ろうかと思っていたところ、ここのところ登山を始めたときに木村さんと登っていた山、大日ヶ岳や川上岳、夕森天然公園を思い出し、今回は登山を始めた年に登った荒島岳に登ろうと思った。

ルートは鉄板の勝原スキー場からと考えていたのだけど、登山ルートの案内図を調べてみると、これ以外にもルートがあるようだ。どうせなら別のルートから登っていようと思い、今回は西の中出(なかんで)ルートを小荒島岳経由で登り、下山は東の新しもやまルートを使う。そして下山したところは越美北線の越前下山駅のすぐそばなので、越美北線で下唯野駅まで移動し、そこから中出登山口まで歩く。ちょっとばかりロングコースなんだけど、列車の旅が入るのもこれまたいいもんだ。

  
荒島岳

中出駐車場に車を停める。駐車場には自販機やトイレもあるので安心だ。

日の出前の真っ暗な国道158号を走り、道の駅「越前おおの 荒島の郷」で一休み。ちょっと戻り、工事中の国道158の下を抜けて中出登山口に向かう。登山口へは左手に看板があり、ここを左折。細い幅の長い急坂が暫く続くが、帰路はここを歩いていくのだと思うとちょっと不安だよ。

  
荒島岳

駐車場には登山マップの看板が立っている。

荒島岳

既に作成しておいた登山届をここで提出。

荒島岳

ここからは歩いて登山口へ。今日はそこそこ長い行程だ。


  

駐車場を出発してしばらくコンクリートの舗装路が続く坂を歩いていくと、間もなく左手に荒島岳登山口の指導標が現れる。小さな車止めがあるが、路面にキャタピラの跡があることからどうやら林道のようだ。実際に歩いていくと伐採作業車が停めてある。看板に従い、道なりに歩いていくと、左手に登山道が分岐している。実質ここが荒島岳登山口なのだろう。
樹木の中の登山道を歩いていくと、すぐに林道に出る。先ほどの林道なのだろうか。水源林造成事業の看板から登山道は続いている。ここからが本格的な登山だ。

  
荒島岳

中出コース登山口と書かれた指導標。この先の林道が中出コースの登山道だ。道はフラットで整備されているようなので作業用の林道なのだろう。

荒島岳

コンクリートの坂をひたすら上っていく。

荒島岳

伐採の作業中なのだろうね。

  
荒島岳

道なりにひたすら歩いていく。登山道の標識がところどころに取り付けられている。

荒島岳

西側から歩いているので、まだお日様には出会えない。

  
荒島岳

左手に細い道が山の中に分岐している。ここが実質の荒島岳登山口。よくよく見ると林道はキャタピラの跡が付いている。

荒島岳

登山道の踏み跡は明瞭だ。

荒島岳

景色が一変した。樹林帯の中へ。

  
荒島岳

しばらくは緩い上り坂。

荒島岳

あれ?なんか看板が見えてきた。

荒島岳

林道出合に立っている水源林造成事業の看板。この先も明瞭な登山道が奥へと続いている。

  
荒島岳

この林道はどこから続いているんだろうか。

荒島岳

あっという間に植林が消えた。

荒島岳

ムラサキシキブの実。いつの間にかこんな季節になった。


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