能郷白山 ~脚がパンク~
残雪を求めて
毎年のことなのだけど年度末は何かと忙しい。特に今年は人事異動で職場も変わるため、引き継ぎやら後片付けやらで土日も職場へ出勤。
この忙しい合間に久々カタナに乗って近場を走った。根尾へ向かう国道157号からはまだ真っ白な能郷白山が見えている。今シーズンの冬は雪が少ないと聞いていたけど、こちらはまだまだ雪がありそう。ちょっと時間を見つけて登りたいな・・・
と思っていたのだが、そんな時間は無く、ずるずると春が訪れるのであった。
4月6日の能郷白山。この時点で山頂は真っ白。
平日は静かな山。この時期の土日は登る人も多くなってくる。
思えば年が明けて雪の上を歩いたことがない。このままダラダラしていると雪が消えてしまう。何とか平日に一日だけ休みが取れたので、2ヶ月ぶりの登山だ。しかしこれだけのブランクで体が鈍ってしまうことを思い知らされることになる。
さすがに平日。いつものゲートの駐車帯には一台しか停まっていない。ちょっと天気が怪しそうだが、予報ではお昼すぎくらいまでは何とかもつとのこと(しかしいつもの如くこの予報が一番怪しい)。ゲートからは一時間弱の林道歩き。熊に出会わないように鈴を鳴らしながら歩いていく。
いつものゲートから出発。
なんか空が怪しいな。
かつてのの舗装路もガタガタ。こりゃひどい。
あれ~・・・ゲートから登山口までこんなに長かったかな・・・? と思いながらひたすら歩く。何とか登山口に辿り着いた。今日は雪の上を歩くだろうということで冬装備。しかしこの標高ではちょっと暑い。もうちょっと軽装でもよかったかな?
呼吸を整え山に向かって一礼し登山道に入る。最初はいきなり難所の沢渡り。水量は並だったので石を伝って難なく渡る。ここから林道出合までの急登。やはり久々に登るせいか、すぐに汗が出てくる。最初から飛ばすとすぐにバテてしまうので、最初はゆっくりのペースで。
静かな能郷谷の登山口。
いつもの俯瞰図。右下になんか書かれている。
難所の沢渡りは無事クリア。
ここからしばらくは急登が続く。
どんよりとした天気は仕方ないか。
まだ山頂まで1/6。先はまだまだ長い。
ここは大型連休になると新緑がきれいなのだが、今はまだまだ冬の様相。
落ち葉で滑りやすい急登をひたすら登り、林道出合のガードレールが見えてきた。ここまでかなりしんどい。ここでザックを下ろして小休止。周りの山には残雪が見えている。
ようやく林道出合に着く。実質能郷谷ルートはここから。ちょっとここで小休止。
近くにはフキノトウ。
あちこちで芽が出てる。
辺りは冬と春が混在。
廃林道には残雪。これが二週間もするとすっかり融けてしまうだろう。
もう廃道になってどのくらい経つのだろうか。下から延びている林道にも雪が残っている。
そしてこれから登るべき稜線にもそこそこの雪。これは雪上歩行が楽しめそうだが、稜線に掛かっている雲が気になるなあ。
ザックを担いで出発。ここから長い長い能郷谷ルートが始まる。