銚子ヶ峰~別山 ~リベンジ 木村さんと見た山~
白山へ続く道
別山に登るのは初めてではない。2009年の夏に上小池から三ノ峰経由でピストンしたことがある。あの時はバテバテで三ノ峰から2時間掛かってしまったっけ。
ルートはこれまでと同様に三ノ峰から別山へは一旦下ってから登る。途中で別山平と呼ばれる平坦地を歩いた後に最後の厳しい登りが待っている。しかしこれまでと異なり、後にも先にも登山者の姿が見えるのでこころ強い。別山までは稜線をたどるので迷うことはないが、お昼近いこともあってか東の谷から絶え間なくガスが上がっては消え、上がっては消えを繰り返している。山頂から白山は見えるだろうか。
三ノ峰から別山に向けて出発。ルート上は登山者も多い。
ちょっとガスが濃くなってきた。
さすがにここまで来ると別山も近い。しかしあそこまで歩くことを考えるとまだまだ遠いなあ・・・。
三ノ峰から一旦下る。下りはさほど急ではない。
ここからは稜線伝いに登っていくだけだ。
それにしても歩きながらついつい頭上を見上げてしまうな・・・。
ここが別山平。別山を望むには一番いいところだと思う。しばらくは平坦な道を別山を見ながら歩く。
別山平を過ぎたら一休み。
こちらの谷にも所々雪渓が残っているね。
最後の頑張り。ここを登り切れば山頂だぞ。
よ、ようやく着いた。山頂手前の御舎利山との分岐。
分岐からすぐそこが別山の山頂だ。
まずは別山神社で手を合わせる。
林道を出発してから実に8時間10分。長い道のりを歩きに歩いて別山に到着。その前に山頂手前の別山神社に手を合わせて山の神様にお礼。
山頂には「霊峰白山 別山」と記された標柱が立っている。ここが木村さんと見た別山だ。一度訪れたことはあるものの、石徹白から一人ではるばる歩いてきた今回は格別な思いだ。
すぐさま腰を下ろしてお昼ご飯とする。しかし疲れのせいか、空腹であることすら忘れていたようだ。本当は一時間ほどゆっくりしたいところなのだが、帰りの時間も考えねばならない。30分弱で食事と撮影を終え下山する。名残惜しいが仕方ないよね。
ようやく到達した別山の山頂。ここまで遠かった。そしてここが木村さんと銚子ヶ峰、一ノ峰から見た、そして二年前登れなかった山頂の姿。石徹白から一日でここまで来て帰る。15年前の当時は考えられなかったなあ。
山頂にはお昼ご飯を食べている人たち。
二度目の出会い、二等三角点。点名はそのまま「別山」。
雲がなければこの先に白山が見えるはずなのだが。
ちょっとガスに隠れてしまったが、歩いてきた銚子ヶ峰から二ノ峰までが眼下に見えている。
眼下の景色はガスが切れたり隠したり。白水湖への県道は未だ通行止とのこと。今年の白山への登山者は例年よりも少ないかもしれないね。
雲の切れ間からわずかに白山が顔を出した。今日はこれで十分。
それではそろそろ下山。名残惜しい。
神社の周りにはミヤマキンバイが群生。さ、帰るよ。