伊那権現山 ~極寒~
ここが登山口だった
山頂からはアッちゃんが走るように下りていく。自分はスノーシューが邪魔して悪戦苦闘。滑らないように無理に両足で支えると、寒さのせいか足が痙攣してしまう。これはたまらんということですぐにスノーシューを外す。アッちゃんを待たせてしまったが、この程度の雪ならツボ足のほうが断然歩きやすい。
常輪寺分岐を過ぎたところで冷えていた指先がだんだん痺れてきた。そのうちジンジンとひどい痛みが走る。冷えから体を動かして温まる際に若干しびれを伴うのはいつものことなのだが、こんなに痛みが走ったのは初めて。しかし時間が立つに連れて痛みも落ち着いてきた。
土俵跡を過ぎ、ひたすら下る。ここでアッちゃんが往きのトレースを見つけるが、ルートは目の前に続いている。ここはそのまま道なりに下りていく。
しばらくトレースの無い日陰のルートらしき跡を下っていくと、眼下に林道が現れた。そして合流するところに看板。あれれ?
常輪寺分岐を過ぎる。
土俵跡まで一気に下山。
ここが正規ルートだろうか。帰路は下り一辺倒。歩いていても相も変わらず体は冷えたまま。
一気に標高が下がる。
この先トレースは無いが、どうやらこちらが登山道。
ルートは日陰で寒い。
沢を渡る。水は凍ってはいない。
林道に出た。もしかして・・・?
林道に出たところには立派な登山口の看板と登山ポスト。どうやらここが登山口だったらしい。ということは、往きで歩いたのはやはりルートではなく単なるヤブだったということ。アッちゃん申し訳無さそうだが、「往きでここから登っていたら普通の雪山だね。」との言葉に納得。
ここから林道を下っていくと、カラフルなウェアのスキーヤーが見えてきた。見ると、伊那スキーリゾートのゲレンデで、一番上のリフトの終点だ。リフトに空きがないということは、かなりスキー客も多いよう。最近はスキーヤーもボーダーも一時と比べて増えてきているようだね。
こちらが伊那権現山への登山口。ちょっと山に入るのが早すぎたようだ。
登山口から林道を下っていく。
お、あれはリフトじゃないか?
ここはリフトの終点。沢山の人がゲレンデを滑っている。
雲が切れて八ヶ岳が顔を出す。雪山を見ながら滑るのは気持ちが良いだろうな。
ゲレンデのてっぺんからは八ヶ岳が見えている。そういえば雪のあるスキー場を訪れるのは何年ぶりだろう。飛騨高山に住んでいた時は週末になったらスキー場に行って汗だくになるまで滑っていたのにね。
ちなみにスノーボード滑ってたけど、フリースタイルではなく竹内智香選手のようなアルパイン。今でも少数派かな?
更に林道を下ってくと、見覚えのある看板。そう、ここが登山口と間違えたところ。よくよく見てみると、「登山口」や「権現山」とはどこにも書かれていない。これで今後間違えることもないだろう。
途中でアッちゃんがスノーシューを外す。ちょっと足が痛そう。リフト乗り場付近まで下ってくると、たくさんのスキー客。まだまだウインタースポーツは楽しめそうだ。
滑りやすい階段を下りて駐車場に到着。今日はとても寒く、往きは思わぬヤブ漕ぎを強いられたけど、トレースの無い静かな山を歩くことができて満足。
ここ、ここが間違えたところ。もっと予習しておかなくては・・・。
ロッジが見えてきた。
リフト乗り場にはたくさんの人。
駐車場へ。凍っているから気をつけてね。
本日はこれにて終了。アッちゃんサンキューです。
久々の遠くへの遠征もこれにて終了。しかもこれまた久々雪の山を楽しむこともできた。しかし・・・年々ひどくなる冷え性はどうにもならないな。今後は夏の北アルプス山行同様、今回のような冬山は年に数回の山行になるかもね。
でもって、次週は懲りもせずまたまた伊吹山。しかし週間予報ではまたまた悪天候・・・さて、どうなる?