下呂御前山

下呂御前山 ~里山はいいね~

梅雨の合間に

  

景色は一点、下呂御前山の頂上からは一気に視界が開けた。うわさ通りの絶景。山頂には石製の立派な標識と方位盤。そして足元には二つの三角点。一つは三等三角点、もう一つは御前山の名前のとおり、御料局の三角点だ。

  
下呂御前山

下呂御前山の山頂。相変わらず誰もいない「俺山」。こんなにいい天気の中、この山頂を一人占めは贅沢過ぎるよ。今が梅雨の時期だとは思えないくらいの青空。いいタイミングで登ったな。

下呂御前山

こちらは三等三角点。

下呂御前山

そして御料局三角点。


  

そして辺りを見渡してみる。面前には御嶽が飛び込んでくる。こちらからは地獄谷から吹き出す噴煙が手に取るように見えている。思えば昨年の9月に噴火して以来、最も近くで見た御嶽だ。
7月に入って濁河、胡桃島、日和田からはルートが解禁されたが、飛騨頂上まで。まだ一年も経っていないのに飛騨頂上まで解禁になったのにも驚く。

下呂御前山

噴煙の左手奥の尖ったところが最高峰の剣ヶ峰。今日は風が弱いせいか、噴煙も上方に流れている。

  

そして御嶽の左手には乗鞍岳だ。ここはまだ残雪も見えているが、普通にバスで山頂近くまで行くことができる。しかし、乗鞍岳も火山なんだよね。いつ何時災害は起こるのかわからない。
改めて御嶽に手を合わせる。そういえばアッちゃんが継母岳に登りたがっていた。でもこんな状況では行くことができるようになるには何年先になることだろう。もしかしたらもう行けないかもしれない。

下呂御前山

こちらは乗鞍岳。まだ登ったことがないが、登るのならバスとかは使わず、自分の足で登りたい。

  
下呂御前山

何といういい天気。写真では山頂からの御嶽は小さく見えるが、実際は目の前に圧巻の姿を見せている。剣ヶ峰にまた登ることができるようになるのはいつだろうか。

下呂御前山

二つの三角点が仲良く並ぶ。

下呂御前山

これまた立派な方位盤だ。


  

日なたでは暑いと思い、日陰で腰を下ろしてSVEAで湯を沸かす。しかし汗で濡れたシャツのせいか、日陰では寒さを感じるくらいだ。軽く食事をした後、改めて辺りを見渡す。
まずは下呂市街。よくよく見るとあれは国道41号だろう。そして目の前の高い山は昨年登った萩原の御前山。お隣さんだね。

下呂御前山

下呂の市街地を見下ろす。遠くの山々の山座同定は・・・カンベン!!

  

そして御嶽に乗鞍。その更に左手には穂高連峰、槍ヶ岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳、薬師岳とお馴染みの北アルプスの山々。笠の左奥にはよく見ると双耳峰。そう、昨年登った水晶岳だ。
萩原御前山の左手には遠くに白山。なんだよ~ここまで見えるなんて大満足だ。思わず時間を忘れて見とれてしまう。

下呂御前山

正面にはお隣の萩原御前山。昨年にソロで一回、木村さんと一回登った。

  
下呂御前山

こちらからは地獄谷がはっきりと見える。その左手には継母岳。よくよく見ると三浦山へと稜線が続いているのがわかるね。

  
下呂御前山

右端が乗鞍、その左手奥に穂高、槍、と続く。笠の左手奥には双耳峰の水晶岳。こんな遠くまで見えるのは運がいい。

  
下呂御前山

これまたいい眺め。左から三ノ峰、別山、白山と続く。右手前には木村さんが崩れてしまった三方崩山。

  
下呂御前山

こちらもお馴染み、下呂の山々。形のいい小秀山、なだらかな白草山と人気のある山が続く。

  
下呂御前山

もう一度北アルプスをちょっと拡大。水晶岳の左奥には読売新道の続く赤牛岳か? あの最深部を延々と歩いてみたい・・・。

  
下呂御前山

最後は奥美濃の山々。今日は景色でお腹いっぱい。

  
下呂御前山

御嶽の地獄谷から吹き出す噴煙。飛騨頂上まででも登ってみようか・・・。

実は御嶽の右手に恵那山も見えていたが、木に遮られてうまく写真が撮れず。また、もっと雲が無ければ中央アルプスや南アルプスも見えるとか。今日はダメだったけど、贅沢なワガママだ。
未だ誰も登ってくる気配がない。時間は10時を過ぎたところ。そろそろ下山するとしますか。


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