裏銀座縦走 ~旅が始まる~
サンセット
荷物を整理してもまだ夕食までにはたっぷり時間がある。外に出てみるとちょっとは賑わってきたようだ。カラフルな色の登山者がハシゴを登っているのがわかるね。
ここで一つ謎が解けた。KUMAクンは山荘からツイートしていたようだが、電波届くのかな? ということ。山荘ではWi-Fiが使えるようだ。ITには疎いのだが早速試してみると・・・お、つながったぞ。スマホで槍の姿を撮ってメールに添付して送ってみる。何と返信も受信できた!(当たり前か)
まだまだ時間はたっぷり。明日歩く西鎌尾根へのルートを確認する。ちょうど山荘の北側、穂先に登るところからルートが延びている。今日は朝早かったからちょっとだけでも仮眠しておくか。って寝れるわけないけど。
カラフルな登山者たち。ヘルメットは必ず被りたい。荷物になるようなら、山荘で有料で借りるべし。
槍ヶ岳肩分岐の指導標。南岳まで4kmなんだ。
そして明日歩く西鎌尾根はここからスタート
日が傾いてきた。槍のシルエットも尖ってるね。
なんだかんだ言って今日は渋滞は見られない。連休は恐ろしいまでの混みようだったとか。毎年恒例なんだけど、それでも人は並ぶ。まるでTDLのアトラクション。
今日は結局ガスは出なかったが、笠の方は雲海になっている。そろそろ夕食だ。外も寒くなってきた。
夕食も終わり、あとは寝るだけ。しかしその前に厚着をして外に出る。今日はいいサンセットが拝めそうだ。
まだ日没までにはちょっと時間がありそう。昨年の教訓から防寒対策も十分。もちろんフリースの手袋も正解だ。西鎌尾根を見ると、雲海が北からゆっくりと流れ尾根に沿って滝のように落ちていく。何と幻想的な光景。
西鎌尾根はもちろん、明日歩く裏銀座の山々が連なっているのも見える。明日は目一杯歩く。鷲羽岳でも遠いのに明日はその先の雲ノ平だ。
周りの人も日が落ちるのを静かに待っている。
本日のサンセット。夕食は3回ほどに分けられていたが、最初のグループでよかった。
ちょっとだけ日も落ちてきた。山荘の裏手の高台に上って見てる人もいるね。
明日は大丈夫かな? でもあの雲海の中も歩いてみたいような・・・。
オレンジ色に輝くお日様。一日ご苦労様でした。そろそろ日没。
まさに雲海に沈む太陽。
今日はこれでオシマイ。明日も安全で歩けますように。
一日目が終わった。あまり初日から飛ばすとあと2日間必ず跳ね返ってくるだろう。今日はここまでゆっくり歩いたので大丈夫。誰もいない山頂も満喫したし、カレーも食べることできたし、サンセットも拝めた。
明日の予習。まずは西鎌尾根を双六小屋に向かって歩く。最初は大きく下るが、左俣岳からはアップダウンが続く。双六小屋からは双六岳、三俣蓮華岳を経て三俣山荘に下りる。ここから鷲羽岳へ登り、北のワリモ岳から岩苔乗越に下り、西の祖父岳に登って雲ノ平山荘へ下りる。かなりの長丁場だ。
明日も早い。とっとと布団にくるまり横になる。
(2日目 槍ヶ岳~雲ノ平「裏銀座大縦走」に続く)