笠ヶ岳

笠ヶ岳 ~メンタリティ~

7年ぶりの笠へ

  

結局7月にす~さんと納古山に登ったきり8月の山行は無し。今年は全く気力が無い。8月の末に2日夏休みがもらえたので、先に槍平に向かったKUMAクンを一日遅れで追っかけようとも思っていたが、新穂高に向かう道は土砂降り。無料駐車場についても雨は止む気配がない。天気予報では明け方から天気は回復するようだ。

しかし・・・車のシートを倒して横になった途端に「まぁ、いいか。」という言葉が頭の中を走り、そのまま帰路に着いた。まるで昨年を巻き戻しているようだ。そのまま自宅に戻り、残りの休みは何もせず。
後からわかったことだが、KUMAクンによれば前日の雨で一時滝谷が渡れなかったそうだ。結果として行かなくてよかったのだが・・・やっぱ消化不良。

  

さて、月が替わって気分一新といきたいところ。今年は北アルプスは全く登っていない。仕事をしている身にとってはまとまった休みも取れるわけがなく、ましてや9月の連休はメチャ混みになる山は避けたいところ。
という訳で目指すは笠ヶ岳。7年前に木村さんと今思えば無茶だった日帰りで登った山だ。そしてここ数年穂高や槍を歩くときにいつも見ていた山だ。

新穂高から引き返して一週間後、またまたやってきた。天気予報は悪くはない。いつもの如く深夜にヘッデンを点けて登山口に向かう。左俣谷林道を歩くのはこれまた7年ぶりだ。
しかしこんなメンタルが弱くなっている状態で山頂まで辿りつけるのだろうか? 登ったのは7年前。北アルプスはそんなに甘くはない。

笠ヶ岳

新穂高無料駐車場を出発。セキュリティの赤ランプが点滅。

  
笠ヶ岳

かつての登山指導センターから一新。トイレも自販機も24時間使える。

笠ヶ岳

奥穂や槍は右俣谷を歩いていったが今回は左俣谷に沿って歩く。

笠ヶ岳

双六岳・笠ヶ岳はこちら。笠もそうだけど、ここから双六も遠いよね。


  

ひたすら林道歩き。そろそろ時間的にも登山口付近なのだが・・・。途中で追い抜いていった若者が休憩している。どうやら笠ヶ岳ではなくわさび平から双六へ向かうようだ。
若者に別れを告げ、ちょっと歩くと左手に登山口の道標が見えてきた。まだまだ辺りは真っ暗。ちょっと休憩後、笠の山に入る。

  

今日の笠新道は長丁場だ。杓子平までは急登が続き、一息ついたかと思うと、抜戸岳から続く稜線に出るまでカール地形の厳しい登りが更に続く。木村さんと必死で登ったルートだ。
ライトの光を頼りに一歩一歩登っていく。目の前に標高約1,700mの看板。杓子平はまだまだ先。ましてや山頂ははるか先だ。

笠ヶ岳

笠ヶ岳登山口。ここから笠新道を登っていく。

笠ヶ岳

ようやく、というか・・・1,700m地点。まだまだ序の口。


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