雨乞岳 ~鈴鹿チャレンジ~
本日の目的地へ
雨乞岳を目の前に杉峠にひたすら下りていく。ようやく杉峠の標識が見えてきた。さすがにここでザックを下ろして休憩。ここまでかなり長かったけど、ここから雨乞岳までの急登、帰りのイブネへの登り、銚子ヶ口へのアップダウンの連続を考えると十分に休憩を取っておかないと途中でパンクしてしまう。
杉峠から雨乞岳までは急坂が続くのだが、目の前の登山道は通行止め。あれ? どうやって登ればいいんだ?と思っていたらその右手に迂回路があった。体が動かなくなってしまうのでそろそろ出発。右手の迂回路を登っていくと、ぐるりと回って旧ルートを横切るようにして踏み跡が続いている。距離はちょっと長くなるけど、直登よりはジグザグのほうがまだいいか。
杉峠が見えてきた。長かった~…
雨乞岳への直登ルートは通行止。
10年振りの杉峠。大きな看板は撤去されているけど、「ここは杉峠です」は10年前と変わらず。ちょっとここで休憩。体がもたん。
雨乞岳へは右手の巻き道を行く。
急登が続く雨乞岳への登り。やれやれ、手前ピークまで登ったらちょっと小休止。
笹の中をひたすら登る。行く手が山頂だったっけ?
お、ようやく山頂が見えてきた。
しかし…ここまで一気に歩いてきたのでかなり体が疲れている。行く手の雨乞岳山頂はまだまだだ。さすがにここでパンクすることはできないので、ザックを担いだままちょっと休憩。息を整えてまた歩き出す。杉峠から山頂までこんなに遠かったっけ? いや、登ったのは実に10年前だからね。
かなり息が切れてしまったが、ようやく今日の最終目的地の雨乞岳に着いた。まずは山頂での写真を撮った後に座り込んで水分と行動食を補給。ようやく一息ついたところで再度景色の写真を撮っていたら、クラシですれ違った女性が杉峠から登ってきた。どこから来たのか聞かれたので、「杠葉尾から銚子ヶ口経由」と伝えると、杠葉尾をご存じなかったようだった。はて? どこから登ってきたのだろうと聞いてみたら、武平峠かららしい。今日はこのまま東雨乞岳経由で下山するとのこと。自分は…東雨乞岳は割りと近くなのだけど、帰路を考えるとちょっとそこまで歩く元気がない。
ようやくたどり着いた本日の目的地、雨乞岳山頂だ。本当に杠葉尾から延々と歩いて来ちゃったよ。
山頂には三等三角点。点名は「雨乞嶽」。
秋空のように高い空。
狭い山頂からの眺め。東雨乞岳からの方が眺めが良いけど、今日はここが最終目的地。
今日は平日ということもあって山頂に人は少ない。ただ、景色を楽しむのなら東雨乞岳の方がいいよね。