夕森天然公園 ~のんびり滝巡り~
再び滝の中へ
不動岩から急な道を往きのルート目指して下りていく。このまま下りれば雲上橋に出るはずだ。水の流れる音がだんだん大きくなり、下から登ってくる人ともすれ違う。この時間帯になれば、この辺りでもそこそこ人は入ってくるようだ。何よりも鉄パイプの手摺や遊歩道が整備されているのでそこそこ安心。
不動岩の裏手に祠がある。ここで手を合わせてから下りていく。
鉄の手摺が見えてきた。そろそろ元のルートに合流。
眼下には雲上橋。往きはそのまま真っ直ぐ進んだね。
雲上橋まで下りてきた。こうやって見るとかなりしっかりと作られている。しかし自然の猛威は一瞬にしてこのような設備を廃墟に追い込むことも忘れてはいけない。
岩を伝って流れ落ちる滝。
一体この沢にはいくつ滝があるのだろうね。
天河滝まで下りてきた。
天河滝からアルミの階段を伝って下りていく。時間はまだお昼前だけど、遅れて山に入った人たちが続々と滝巡りで登ってくる。ほとんどの人が熊鈴を持っていない。そういえば前々回の大船山といい、前回の川上岳といい、いつ熊が出てもおかしくない山だったのだけど、熊鈴を鳴らしているのは自分だけ。山に慣れていないのか、全く気にしていないのかわからないし、これで熊に絶対遭遇しないということはないのだけど、無いよりはマシだよ。
主瀑の天河滝。ここも今日はこれで見納め。この先多くの登山者、というよりは観光客とすれ違う。
螺旋滝への分岐まで下りてきた。
そして帰りには螺旋滝に寄っていく。急斜面を下りていき、ちょっと歩くと螺旋滝だ。前回も思ったんだけど、これが螺旋なんだろうな・・・といった感じ。とりあえず写真だけ撮って本ルートに戻るが、登りがかなりきつい。
本ルートに戻ったところで老夫婦が螺旋滝を見ていこうか迷っていた。結局は滝へと下りていったけど、満足するかどうかは本人次第。
17年前のレポはこの螺旋滝の写真で終わっており、なんとも尻切れトンボ感があったので、この先の粒栗駐車場までしっかりと書いておく。
螺旋滝が見えてきた。もうちょっと近づいてみる。
滝の先には渕もある。
これが螺旋滝。逆「く」の字になっているけど、これが螺旋の形なのか、若しくは曲がったところで螺旋状に水が落ちているのかはわからない。
本ルートからは粒栗駐車場へと一気に下りていくだけ。往きに通り過ぎた不動岩展望のベンチに差し掛かったところで左手を見上げると、先程いた不動岩が見えている。不動岩展望ってこのことだったんだ。
緩やかな下り坂を下りていき、無事に駐車場に到着。熊の代わりにカモシカに出会ったけど、熊じゃなくてホッとした。
木村さんと辿った道を再訪する旅。山は変わっているようで変わらない。大きく変わっているのは自分自身だろう。経験もそこそこ積んでそれなりの山行となっているけど、奢ること無く山を始めた時以上に注意を払って歩きたいものだ。
次もいい山行でありますように。
不動岩展望から見る不動岩。かなり標高差あるなあ。
駐車場に到着。帰りは早かった。
熊に出会わなくてよかった。カモシカはいたけどね。
前回は到着直後に雨。今回はその心配はなかったよ。