夕森天然公園 ~のんびり滝巡り~
掘削の跡
ここから先は歩いてきた林道を引き返す。帰路は緩やかな下り坂なので歩きやすい。しばらく歩いていると、一人の男性が下から登ってくるのにすれ違った。今日はじめて山の中で人と出会ったよ。
林道出合からは滝に戻らず、林道をそのまま歩いていく。この先にある不動岩展望台から滝へと下りていく、往きとは異なるルートだ。
林道終点から出発。この先も熊に気をつけて。
ハクサンボク(白山木)の花かな?
避難小屋が見えてきた。ここから滝に戻ると思いきや・・・
このまま林道を歩いて不動岩展望台へと向かう。
路肩が崩れていた。危ない危ない。
林道を歩いていくと前方にトンネルが現れた。しかしこのトンネル、普通のものと違ってよくよく見ると素掘りになっている。通り過ぎたところで右手に「素掘トンネル」の看板が立っていた。以下、説明文。
木曽谷では昭和時代に、材木搬出のために多くの森林鉄道(通称:林鉄)が使われた。このトンネルはここに林鉄の作業軌道が通った昭和初期に、人力で堀削したとみられる。凹凸の岩肌に苦労がしのばれる。
行く手に現れた素掘りのトンネル。ここはかつて林鉄が通っていたということか? それにしても人力でよく掘ったもんだ。
素掘トンネルの看板が立っている。
当時は人力でしか方法がなかったんだろうね。
途中にトイレが有るっていうのがすごい。
トンネルからひたすら林道を歩く。ここを歩いていくと粒栗駐車場より下のオートキャンプ場へと至るが、10kmほどの距離を歩くことになるので注意。しばらくすると不動岩への分岐の看板が見えてきた。
アルミの階段を下りていくと、すぐに不動岩に到着。ここからは木曽川や恵那山が見えるそうだけど、今日はちょっと雲が多くてどれがどれだかわからず。やはり空気の澄んだ秋から冬がいいかもね。
実は17年前も木村さんと帰路で不動岩に登っているけど、滝からのピストンでかなり疲れた記憶があったので、今回は林道から下山ついでに立ち寄ったわけ。
不動岩への下り口が見えてきた。
右手にちょっとした広場。ここから不動岩へと下りていく。
最初は笹に覆われた普通の山道。
途中からアルミの階段になる。
不動岩に訪れるのは17年前に続いて2回目。恵那山、木曽川、東濃の町並みが見えるらしい。
ここから遠くへと視界が広がる。
拡大してみてもちょっと雲が霞んでいてどこがどこだかよくわからない。恐らく手前に高土幾山、高峰山があって、その奥に雲に隠れた恵那山が本来なら見えるはず。