南沢山 ~縦走断念~
笹に覆われ断念
中間点を過ぎてしばらくゆるい登山道を登っていくと、だんだんと木が少なくなってきた。逆に笹が張り出してきて、朝露で濡れてしまう。しかしそれもつかの間、間もなく南沢山に到着。意外にあっけなかったなあ。
富士見台まで6.0kmか。まだまだだな。
高い木が無くなり、笹が張り出してきた。
小さな広場に着いた。ここが南沢山だ。
南沢山に到着。標高は1,564mで基準点は無い。周りは笹に囲まれている。
これで阿智セブンサミット4座目だ。
山頂は四方八方を笹に囲まれている。意外にも笹が成長して背丈が高いので、周りの景色も見にくい。しかしその頭上には青空が広がっている。
笹に囲まれてほとんどわからないが、ここから北へ別の登山道があるそうだが、現在は廃道化しているとのこと。しかしこの笹では行けと言われても絶対に行かないよ。
しばしここでノンビリしたいところだけど、まだ時間も早いし、景色もあまり望めない。ここから南西へと稜線伝いに歩いていけば、横川山を経て富士見台につながる。休憩もそこそこに、まずは横川山へ向けて出発。しかし先の様子を見て、嫌な予感がしてきた。
南沢高原とも呼ばれるんだね。
こちらも古びた指導標。ここから富士見台までは4.1km。
笹の向こうに笠置山が見える。空気が澄んでいれば、笠置山左手奥に伊吹山が見えるかも。
山頂を後にして先に進む。しかしこれまでにも増して笹が登山道に張り出している。しかも悪いことに足元も泥でグチャグチャだ。できるだけ濡れないようにと思っても、これは不可抗力。
遂には登山道も完全に笹に覆われ、漕がないと先に進めなくなってきた。いっそのことレインでも着たいところだけど、既にかなり衣服やザックが濡れまくっている。今日は無理すること無く、ここで引き返すことにしよう。何事も諦めが肝心だ。ここまで笹が成長しているということは、もう1ヶ月早かったらそこそこ快適に歩けただろうな。ちょっと時期をミスってしまった。
山頂を後にして横川山へ。
かなり登山道に笹が張り出している。
足元も泥道となってきた。
笹原の頭上には気持ちのいい青空と雲が広がる。もうちょっと笹が少なかったらよかったな。
まいった。朝露で衣服がビチョビチョだ。
景色も見えなくなってきたよ。
今日はダメ。諦めて引き返そう。レイン着て笹漕ぎするまでもない。
笹を避けながら南沢山まで戻ってきた。なんとまあ、いきあたりばったりの山行に反省。しかしまさかここまで笹が生い茂っているとは思わなかったもんね。今日はこれで下山としよう。何事もガツガツしてはダメ。
南沢山まで戻ってきた。ちょっと一安心。
やれやれ、コンディションは抜群なのにな・・・。
この先は未踏の区間としてまた訪れることにしよう。次はしっかりと予習し、いい季節に富士見台側からのピストンでもよさそうだ。
なかなか阿智の山もいいね。
今日はこれで下山。帰路は早いかな。