雨飾山 ~リベンジ 帰るまでが登山~
ブナが生い茂る
順調に登山道を登っていくと、これまで木々に囲まれていてほとんど見えなかった遠くの景色がわずかだが見えるようになってきた。木々の間から一際目立つ山。あれは以前アッちゃんと登った高妻山と乙妻山。北アルプスに登ると独特の形をしているのですぐわかるのだけど、方向によってはこんなふうにも見えるんだ。
そして一気に視界が開けるとわずかに戸隠の西岳から続く稜線も見えている。こうやってP2やP3を見る、荒々しい戸隠西岳連峰の険しさがわかるね。
遠くばかりだけでなく登山道の周辺にはブナ林も目立つようになってきた。
ブナの生い茂る登山道。自然林はいいね。
木々の間から遠くの山が見えてきた。
一際目立つのが高妻山と乙妻山。手前が乙妻山で、あちらからも雲がかかった雨飾山が見えていた。
木々の間を縫うように登山道は続く。
上を見るとようやく赤色の葉が出てきた
この時期ならでは。ナナカマドの赤い実。
視界がひらけ、またまた別の山が見えてきた。
手前の堂津岳の稜線の向こうに顔を出したのは戸隠西岳連峰のP2とP3。P2の左にP1、西岳、そしてP3の右には爺さん、婆さん、一夜山と続く。
登山道はフラットになったかと思うと急登が続いていたりする。それにしても人工の植林帯がほとんど無く、これだけ天然林に囲まれた登山道を歩くのは久しぶりかも。遠くに荒々しい岩峰と白い岩壁が見えてきた。あの岩壁が布団菱。かつて深田久弥はこの布団菱を直登したとか。本当かなあ・・・?
道は険しいけど、紅葉の季節にノンビリ登るのもまた楽しいね。はっきり言ってここまで色付いているとは思ってもみなかった。
アッちゃんお得意のキノコ。これは可食かな?
「ハチに注意」とあるけど、今の季節はどうだろう?
布団菱が見えてきた。雨飾山の名物。
道はまたまたフラットに。
携帯トイレを使う場所。トイレではないので注意。
白い布団菱に紅葉の山肌の色合いがいいね。気温が上がればガスも履けるだろう。
徐々に沢の音も聞こえてきた。
既に半分来てしまった。しかしここからがシンドイぞ。
お日様がようやく顔を出した。このまま好天でいてね。