納古山 ~青空の山頂から槍を見よう~
何ヶ月ぶりだろう
今年は年明けから忙しい。何といっても上半期は大きな会議を仕切らなくてはいけない。そしてその会議が終わって一息ついた時に朝日岳、栂海新道を歩く。そして調子に乗って剱岳に向かったものの、雷に打たれ泣く泣く撤退。
月日は流れ紅葉のきれいな秋。さあ、紅葉を楽しみに秋山だ!! といきたいところが天候不順や仕事が忙しくなり、土日もセコセコと自宅で作業をする羽目になり、全く山に向かうことすらできず秋は過ぎてしまった。
ここで怖いのがモチベーションの低下。今年で登山をはじめて14年が経つわけだが、飽きっぽい自分としてはよくここまで続いているもんだと思う。このままじゃいけないということで、ようやく大きな仕事が一段落した12月に山に行くことにする。
さて、どこの山に登るか。実に2ヶ月半も山に登っていなかったので、厳しい山は避けるとすると・・・そう、迷ったら納古山。
当日は天気が良さそうなので上麻生からの登山口は混雑するだろう。じゃあ、ほとんど登られていない西尾根から山頂を目指す。
恐らく車を停めるところも大丈夫なはず。林道歩きがちょっと長いけどね。
林道に入り未舗装になったところに車を停める。
まずは延々と林道歩き。いいウォーミングアップだ。
納古口登山口への分岐。新しい看板が立っている。
NTT電波中継所への分岐。ここにも誰もいない。
この季節は草も枯れていて歩きやすいね。
いつの間にか撤去されいた中継所跡。整地され広場となっている。西尾根登山口はこの突き当り。
緩くじわじわと標高が上がる。NTT電波中継所への分岐の鎖をまたいで先へ歩いていくと、だんだんと坂がきつくなってくる。しかし車両が走るのが前提なのでさほど急ではない。前回KUMAクンと歩いたのは真夏の時期。当時は道に草が生い茂り歩きにくかったのだが、今日は落ち葉の上を歩く。
そろそろ中継所の鉄塔が見えてくるはずなのだが・・・すると目の前に広場が現れた。あれ? こんなところあったっけ? しかしよくよく考えてみれば、ここが中継所だったはず。施設そのものが撤去されていて地面は一部重機の跡が見られる。中継所のアンテナはアナログ用だったのかな?