
福地山 ~山の日は静かな山へ~
こんなところから槍

まだまだ続く登山道。
第1休憩小屋からはひたすら登り。しかし急登は無く、岩場なんてものも無いので、登山を始めたばかりの人には最適かもしれない。途中で「分岐まで登り14カーブ」と書かれた看板がある。ということは、この先も急登は無く、ジグザグに登っていくのだろう。
そのまま快適に進んでいくと、尾根側コースと谷側コースの分岐に到着。遅れてKUMAクンもやって来た。
「やっぱ14個カーブがありましたね。」
KUMAクン律儀にもちゃんと数えながら歩いていたようだ。ここで小休止としますか。

気持ちのいい登山道をひたすら進む。

ここから分岐まで14個のカーブらしい。

たまに直射日光が当たるとやはり暑い。

ここが分岐点。

KUMAクンもやって来た。

尾根側コースと谷側コースの分岐に到着した。ここは景色のいい右側の尾根側コースを行く。谷側コースは復路としよう。
尾根側コースと言ってもあまり急登ではなく、今までとあまり変わりばえしない。
道は再び緩やかになると、KUMAクンが叫ぶ。
「あ!! 槍が見える!!!」
ホントかな?と思いつつも木々の間から覗くと・・・おお、確かに槍が見えるよ!

木々の間から槍が見える。まさかこんな間近に見えるとは・・・。

この先、更に素晴らしい景色が期待できそう。

槍を見て元気が出てきたKUMAクン。
槍の見えたところからしばらく歩くと第1展望台。ここからは槍だけでなく、大喰岳、中岳、南岳への稜線、更には涸沢岳、奥穂高岳と手前の尾根から顔を出している。
ここでこんな凄い景色なんだから、山頂まで行けばさぞかし絶景だろう。期待を胸に抱いて先へ進む。
目の前に広場が現れた。ここは無然平と呼ばれるところで、大正時代に飛騨の教育に尽くした篠原無然の銅像がある。
残念ながらここからは北アルプスの山々は望めないが、休憩地点としては最適だろう。ここで谷側コースと合流する。

無然平に到着。ちょっとした広場だ。

篠原無然の銅像。

銅像には「福地山荘跡」と書かれている。どうやらかつてここに山荘が存在し、篠原無然は何度もここを訪れていたようだ。