平成山 ~あれから15年~
あれから15年と11ヶ月
早いもので、時代は令和に入って6年が経とうとしている。ここまでくると10年なんてあっという間かと思わせるくらいなのだけど、あと4年あると考えるとやはり10年は長い。昭和64年1月7日、昭和天皇崩御に伴い、元号が平成になった。記憶に新しいのは平成の次の元号は何になるのだろうとメディアがいろいろ推測していたけど、昭和が終わったのは突然だったから、改元なんて誰もが思っても見なかっただろう。ただただ、当時の小渕官房長官が新しい元号を発表し、それが「平成」だったということ。
でもってこれまた当時に大騒ぎになったのが岐阜県の武儀町の平成地区。ただし、こちらは「へいせい」でなく「へなり」と読むのだけど、漢字が同じということで、山間の静かな集落が一気に全国から注目され、観光客が押し寄せるという大フィーバーとなった。その後も近くに道の駅「平成」や日本平成村ができ、今も週末になるとそこそこ観光客が訪れている。
で、肝心の平成地区はというと、疾うの昔に静けさを取り戻し、観光客相手のお土産屋は建物だけが残り、「ようこそ平成の里へ」の看板が未だに掛けられている。その先には「元号橋」と名付けられた小さな橋や、更に奥には平成自然公園と続いていく。
自然公園の駐車場から更に奥に進んでいくと、左手に平成山登山口への細い道が続いている。この先を進むと行く手はバリケードで通行止め。しかし右手に平成山展望台の標識。あれ? 「平成山」ではなく「平成山展望台」ってのができたのか? と不思議に思いつつも、ここに車を停めて先を確認する。道は細い上り坂で、所々草も張り出していたのでここからは歩いていくことに。
久しぶりにザックを担ぎ、先へ歩いていくとまもなく登山口だ。ここにも「平成山展望台」の標識が立っている。まだ新しいから最近設置されたのだろうか? いずれにせよ、登山口は15年前に来たところだ。かすかな記憶を頼りに登山道を登っていく。ちょっと頑張って平成山と平洞の分岐に到着。これも記憶のとおりだ。

ここで良かったのか? とりあえず登山口手前から出発。

登山口へと続く細い上り坂。あまり車で立ち入りたくないな。

ここが平成山の登山口。車を停めた場所からは250mほど。登山口の左手には軽自動車なら二台ほど停めるスペースがあるけど、今どきの幅広の車はちょっと難しい。しかし「平成山」ではなく「平成山展望台」とは何ぞや? 平成山からは眺望は無かったはずだけど…

平成元年一月八日に建立らしいけど、元号が変わった当日じゃないか。

最初は樹林帯の中の細い登山道。

展望台まで500m。これまた新しい標識。

11月中旬だというのに初秋みたいな気候だ。

まずは平成山に向かうよ。

平洞と平成山の分岐に着いた。右が平成山で左が平洞から高曝山へと続く。今日は15年前と同じ行程になる予定。あくまでも体力が続いた場合だけど。
登山道は稜線に沿って続いている。緩い登りを進んでいくとすぐに平成山山頂に到着だ。山頂といっても標識があるだけで周りは木々に囲まれた静かな山頂だ。山頂から先へも踏み跡が続いている。地図を見れば稜線伝いに下山できるかもしれないが、今日はここで引き返す。リハビリ登山なので無理はしないよ。

山頂が見えてきた。

平成山に到着。久しぶりの山頂。

標高381mの平成山山頂。周りが木々に囲まれて何も見えないのは15年前と同じ。左手には間違えて迷い込まないようにするためか、それとも立ち入りを禁止するロープが張られている。

山頂から先にも踏み跡が続いている。無性に確かめたくなるけど、今日はやめておく。

苔むした方位盤。これも15年前と同じ。
