夕森天然公園 ~のんびり滝巡り~
熊を追い払ってから
前回の川上岳に引き続き、今回は木村さんと辿った道の第二段。これまた懐かしい、田立の滝から夕森天然公園への道を歩く。国道19号を田立駅の方へ入り、案内板に従って細い林道を上っていく。到着したのは粒栗の駐車場。広いスペースには誰もおらず、ぽつんと一台車を停めて早々に準備をする。
気になるのが最近この地区でに熊が出没し、人が襲われたということ。いつものように熊鈴二つを携帯する。出発点には鐘が設置してあり、出発前に鳴らしてくださいと書かれている。紐も揺らして鐘を鳴らす。かなり大きな音だ。お願いだから近寄らないでくれよ~。
粒栗の駐車場。ここが天然公園への出発点。
「ようこそ田立の滝へ」と書かれた看板が立っているところが出発点。今日は登山というよりは滝巡りと秘境巡りとでも言うべきかな。注意すべきは熊だけど、滝の音で熊鈴の音が消されなければいいけど。
まずは沢の音が聞こえる中、ほぼ遊歩道を歩いていく。さすがに整備されていて歩きやすいのだけど、所々荒れているので注意。下にオートキャンプ場があり、キャンプついでにサンダル履きで入山する輩が多いそうな。怪我してもそれは自己責任だ。
以前と違うのは随所に妙な名前が付けられた看板が立っていること。ものによっては(?)なものもあるけど、退屈はしないね。
遊歩道というだけあって、さほど急登はない。森の中は日陰なのでこれまた気持ちのいい山歩きとなるね。まずはこのルートでメインの天河滝を目指す。
右手に沢を見ながら先に進んでいく。
静かだけど、獣に注意しながら辺りを見渡しながら歩く。
「八ヶ瀬」の看板。川が八つの瀬になっているそうだ。
「石の上にも三百年」五本の椹が巨石の上に立っている。
今は良くても、増水したら怖いだろうな。
「しし岩」漁師たちがここに猪を追い詰めたらしい。
また熊よけの鐘が現れた。ここでも思い切り鳴らす。
ここでちょっと沢から離れる。
アルミの橋。よく整備されている。
「もみたろう」普通に樅の木。
「けやきち君」なぜか「君」付け。それにしても立派な欅だ。
「さわら大師」この大きな椹は樹齢350年以上だそうだ。
木々も多いだけ倒木も多い。
今日の目的地までは7.1kmもあるのか。
「ひのきイチロー」イチローはさておき、また熊よけの鐘が出現。
「まきチャン」高野槇だけど、名付けがだんだん苦しくなってきた。
ベンチのある不動岩展望だそうな。帰りでその正体がわかる。
「つがえもん」栂の木。ここまでくるともういいか。
螺旋滝との分岐。螺旋滝は帰りに寄っていく。
吊橋は3人以上で渡るべからず。体重のある人は気をつけなければ。