川上岳

川上岳 ~木村さんの辿った道~

今度は真夏の道

  

一昨年は能郷白山に蕎麦粒山に信州の烏帽子岳、昨年は岩巣山、そして今年は大日ヶ岳。これらは木村さんと登山を始めた頃に登った山だ。ここのところ木村さんと登った山を再訪している。というのも、2004年に納古山に登って以来、今年で登山歴17年目。頻度はさほど無いけど、自分にしては長続きしている方だ。そんな昔に登った山は今はどんな風になっているのだろうか? いつもと変わらない能郷白山だったり、登山道がほぼ廃道化していた蕎麦粒山だったり。そんな山をまた登ってみるのも面白い。そして以前のレポと合わせて変わってしまった姿、変わらない姿を味わうのもこれまたいい。

  

というわけで、今回は登山を始めた年の最後に登った飛騨の川上岳。登った時期は11月の終わり。天気はどんよりとした曇の中、山頂に近づくに連れて気温はどんどん低くなり、山頂へ震えながら到達した。当然ながらガスで遠くの景色は望めず。

まあ、17年前のリベンジとはいかないけど、季節は全く逆の真夏でそこそこ天気も良さそう。問題は登山口に至るまでの未舗装の林道だ。木村さんはランクル、自分はパジェロだったので平気だったけど、今回はN-VANだ。とにかく下を擦らないように、ゆっくりゆっくりと進んでいく。幸いなことに擦るほど路面は荒れてはおらず、無事に登山口の広場に到着。

川上岳

恐る恐るだったけど、何とか登山口に到着。

  
川上岳

17年前と同じく山之口登山口から川上岳山頂を目指す。登山口の風景は17年前と変わっていない。

川上岳

登山口の水たまりでオニヤンマに遭遇。卵でも産んでるのかな?
登山届をポストに入れて出発。もちろん熊鈴も複数用意。この山域は流石に怖い。
歩きやすい登山道をゆっくりと登っていく。間もなく丸太の橋が現れる。これはちょっと怖い。滑らないように慎重に渡っていくが、河原を歩いたほうが良かったかも。

  
川上岳

ポストだけ新設されていたな。

川上岳

山頂に向けて今回はソロで出発。

川上岳

最初は傾斜もない道。

  
川上岳

丸太の橋で沢を渡る。滑りやすいので慎重に渡るが、水量も少ないので敢えて橋を渡らなくてもよかったな。

川上岳

ここから樹林帯の中を登っていくよ。


  

沢を渡ってからはひたすら樹林帯の中の細い登山道を登っていく。前回の大船山もそうだったけど、このルートも木々に囲まれてあたりの景色は望めない。ふと足元を見ると、なにか動くもの・・・あら? 大きなカエルさんだった。

  
川上岳

登山道は所によって細い箇所も。

川上岳

暑さは木陰で遮られるだけいいか。

川上岳

でかいカエルさんがお出迎え。

  
川上岳

もう少し見通しが良ければいいのだけど。

川上岳

17年前も同じルートを登ったんだよね。

川上岳

ちょうど中間点だろうか、小広場に着いた。ザックを下ろすことはないけど、ちょっとここで小休止とする。暑いけど激暑ではないだけマシだ。ここからはかろうじてお隣の山々が見える。

  
川上岳

小広場からは木村さんが見た同じ景色が広がる。

どちらかというと、ここまではさほど急登はない。しかしこの先からはちょっと頑張って登らないとバテてしまう。確か山頂直下では灌木が切れて一面の笹原の中を歩いていくはず。今日は雲は広がっているけど、気持ちのいい稜線歩きができることを期待して再出発だ。


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