納古山 ~四代目ノコリン~
変わったようで変わらない
頑張って登ってきた初級コースの急坂を一気に下りていく。途中で双眼鏡を見せてあげた親子が下りていくのに追いついた。このまま初級コースを下りていくらしい。自分は途中で木作谷へと下りていくので別のルートだ。親子に別れを告げ、再度快調に下りていく。
山頂から下山。右は納古口コース。今日は左へ。
中級コースとの分岐。このまま初級コースをまっすぐ。
厳しかった尾根の急登も下りは一気だ。しかし気を抜くとコケて大ケガとなるので、しっかりと歩く箇所を見極めながら下りていく。何も急ぐ必要はない。
塩の道との分岐を過ぎる。
木作谷への分岐。し、しかし・・・。
あまりに快調に下りてきたせいか、木作谷分岐をそのまま初級コースへと進んでいってしまったようだ。辺りの景色が往きとちょっと違ったため、すぐに気がついて引き返す。最後の最後まで調子に乗っていてはダメだな。
分岐からはジグザグに暗い道を下りていく。さすがにここからは人に出会うことはない。間もなく涸れた沢を渡り、林道に入る。ある意味、ここで登山は終了。あとは登山口に向けてのんびりと林道を歩くのみ。人があまり立ち寄らないコースは獣との遭遇が危惧されるが、往きも帰りもそのような気配は全く無かった。ここは気を緩めず、集中して登山口を目指す。
木作谷はこちらだった。
落ち葉の急坂を下りていく。
坂を下りたところで涸れた沢を横断。
沢の向こうに踏み跡が続いている。この先はすぐに林道のはず。
林道終点に出た。あとはフラットな道を歩くだけ。
夏には滝が見られるそうだけど、ここなのかな?
この木作谷コースは山頂まで短時間で行けるけど、景色は望めないし、林道終点から先は踏み跡が薄い箇所があるので、初心者にはお勧めしないなあ。
林道を歩いて登山口へ。
登山口の橋が見えてきた。今日は獣に会わなかったのでよかったよ。途中調子に乗って分岐を通り過ぎてしまったけど、無事下山できてOK。
再度柵の扉を開けて外に出る。これにて今回の山行、そして2020年の登山は終了。本当にいろいろあったけど、お疲れさまでした。なんと言ってもコロナ禍の中で夏に北ア縦走ができるのか? 山小屋は営業してるのか? そもそも登山なんてやっていていいのか?
そんな中で近場も含めて12回。木村さんと登山を始めた頃の月1回のペースはとりあえずキープした。自分としてはこんな状況で年12回もよく山に行けたと思う。今年は何もかもが大きく変わった。しかし山はこれまでとおり何ら変わることはない。
そしてもうすぐ2021年、令和3年が始まる。年が変わってもすぐにウイルスの蔓延が収束するはずはない。しかししっかりと感染対策を心掛け、そんな中で可能な登山をしていきたいと思ってる。そして何よりも、山に登れることへの感謝の心は忘れないでおこう。
来年も安全に無理をせず。
豚コレラはほぼ一年出ていない。このまま終息してくれればいいな。
これにて2020年の登山の旅終了。お疲れさまでした。
車の所まで県道を歩く。距離は知れてるよ。
来年もN-VANと山に行こう。
来年もやるよ。できる範囲でね。