納古山 ~イノシシの道~
小牧谷に向けて
あまりにドローンの音が五月蝿いので早々に下山することにする。下山ルートは以前下山に使った納古口ルートを下り、途中から地図の破線をたどって小牧谷から下りていく。やはり踏み跡は薄いのでGPSは必携だ。
GPSで確認しながら踏み跡をたどっていく。たまにテープが現れるが、迂闊に信用してしまうととんでもない方向に進むかもしれない。ここは地図とコンパスとGPS頼り。
まずは納古口ルートを下りていく。
境界杭かな? 基準点ではなさそう。
やれやれ、ひどい道になってきた。そもそも道か?
たまに赤いテープ。信用していいものか。
地図で確認すると、あちらのピークに向かっていくようだ。この山域、なかなか手ごわいぞ。
何とか破線に沿って進んでいる。たまに踏み跡が明瞭になったかと思ったら、途中でどちらに行けばいいのかわからなくなることも。ちょっと荒れていてもGPSのとおりに行けば間違いないのだが。
そうこうしているうちに目の前に急に鉄塔が現れた。ここがNo.33の鉄塔だ。何とかルートから外れることなく、下りてこられたようだ。一応、ここからは鉄塔巡視路。しかしかなり細く、荒れている。倒木も多く、仕方なく高巻きする羽目にもなるが、できるだけGPSを見ながらルートを外さないようにしなければ、一歩間違うと違う尾根や谷へと下りていくことになってしまう。一回だけルートから外れてしまったが、何とかリカバリーして正規のルートに合流した。ヒヤヒヤもんだよ・・・。
とりあえず進むべき方向は間違ってはいない。
これも境界杭かな?
いや、市町村境はここら辺には通ってないはず。
いきなり現れたNo.33鉄塔。
何気にホッとする。
古びたプレートだけど、確かに第三十三号。
ん、あの尖った山は何だ?
ここからは巡視路のようだ。
次はNo.34鉄塔。気を引き締めて。
下りていくルートはたまにこのような広い沢のようになっているところもある。このまま進みたいのだが、まずはGPSと地図で再確認。
そしてたどり着いたNo.34の鉄塔。ここからは比較的巡視路も明瞭になっている。
しばらく樹脂のステップを辿っていくと、眼下に道が見えてきた。沢には橋が架けられており、そのまま林道へ。何とか山から下りることができたようだ。かなり神経使ったな~。
お、道が見えてきた。
巡視路の旅もおしまい。
この橋を渡れば林道だ。なんと奥深い山なんだろう。あんなに登山者がいたのに、今回のルートを今日歩いたのは自分一人だけだと思う・・・。