銀杏峯

銀杏峯 ~リベンジ 猛暑の越前~

縦走の前に

  

毎年のことなのだが、少しでも変わった天候になると決まってメディアは「温暖化」を叫びたがるものなのだが、そんな奴らに限ってその温暖化阻止のために何かやっているのかというと、職場の中ではエアコンつけっぱなしで外に出れば車のエンジンを掛けたままコンビニの駐車場で長時間滞在している始末。

そんなことはどうでもいい。話は登山へ。
6月の終わりから7月にかけて台風でもないのに連日連夜の豪雨。良く降るな・・・からまだ降るのかよ!! とうんざり。当然山にも行けず。
で、ようやく雨が止んだかと思ったら今度は猛烈な暑さ。いやいや、痛いくらいの日差しにちょっとでも風が吹くと熱波と化すほどの酷暑がやってきた。あちこちで熱中症で倒れてるな~とニュースで見てはいたものの、職場内の敷地で建設作業員が熱中症で倒れてレスキューと救急車が目の前にやってきたのにはまいった。

前回の登山は石徹白から別山までのピストン。さすがに水平距離で30kmを超えるアップダウンには相当こたえたけど、今年も計画している北アルプス縦走の前に里山を一つ登っておきたいもの。しかし昨年の同時期に登った位山や近場の八木三山では、あまりの暑さにフラフラだった。恐らく今回もフラフラになるだろうというのを覚悟で山に向かう。
どこに登るかというと、3年前にアッちゃんの提案で登るはずだったのに、悪天候のため直前になって中止した越前の山、銀杏峯。標高は1440mとさほど高い山ではないが、自宅からはちょっと遠方なので躊躇していた。早々にアッちゃんから「行きます!!」との返事。九頭龍の道の駅で待ち合わせ、登山口のある宝慶寺いこいの森へ向かう。

まだ朝早いせいか、駐車場には誰もいない。準備をして予定どおり7時ちょっと前に登山口から登り始める。
恐らくバテるだろうな・・・。

  
銀杏峯

登山口の手前にはだだっ広い駐車場。今日は宝慶寺いこいの森から登っていく。ちなみに「銀杏峯」は「げなんぽ」と読む。

銀杏峯

登山口には遊歩道の案内板。その隣にあったのは「クマ注意」の看板。


  

銀杏峯へのルートは何本もある。一つがここ、宝慶寺いこいの森から登っていくルート。ここは「名松新道」と呼ぶらしい。しかし登山口に向かって左手にも作業道が続いており、途中で合流するようだ。どうやら杉の植林地があるので、そのための作業道らしい。
そしてこのルートの西側にも小葉谷ルートがあるけど、名松ルートと合わせて周回するのが鉄板のようだ。
そして山頂の南側、国道157号から登る中島コース、東尾根を登る笹又峠からのコースと調べてみるとキリがない。
ということは、この山は多くの人たちが登っているということ。それがわかったのは下山してからだけどね。

銀杏峯

ここが宝慶寺いこいの森にある名松新道の登山口。いきなり急登か!!と思うほどだけど、最初のうちだけだ。しかし暑さですでに汗がダラダラ。

  
銀杏峯

準備も整い、出発する。

銀杏峯

まずは木の階段を登っていく。

銀杏峯

最初は植林帯の中をひたすら登る。


  
銀杏峯

斜度は緩やかになった。暑いけど直射日光じゃないだけマシか。

登山口から木の階段を登ると目の前は急登。一瞬、「いきなりかよ・・・」と思ったけど、急登はわずか。しばらくは植林帯の中をジグザグに登っていく。しかし、しかしだ・・・。暑い。とてつもなく暑い。先行するアッちゃんがどんどん離れていく。やはり暑さと湿気に弱い自分にとって今日のコンディションは酷のようだ。

途中でアッちゃんが立ち止まる。古びた手書きの標識に「たんさくコース」と書かれている。よくよく見ると薄い踏み跡。結局こちらに立ち入ってはみたものの、踏み跡も薄くなっていたので元に戻る。どうやら本ルートは一旦林道と合流するらしい。

  
銀杏峯

ここの登山道はかなり整備されており、歩きやすい。

銀杏峯

アッちゃんが立ち止まる。果たしてどちらへ?

銀杏峯

手書きの標識。たんさくコースに立ち入ってみるものの、結局は戻る。

  
銀杏峯

本ルートはこの先で林道と合流。

銀杏峯

手作りの指導標。名松新道はこちらでいいようだ。

銀杏峯

ちょっとだけ林道を歩く。クロカン四駆や軽トラなら大丈夫そうだ。


  1. 地図
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4
  6. 5

このページの上に戻る