後立山縦走四日目 ~後立山最終章~
山の中の大池
山頂で景色を楽しんでいると、昨日白馬鑓ヶ岳で会ったテントを担いだお姉さんに再会した。頂上宿舎から白馬岳で日の出を見たそうだが、ガスが出たり晴れたりだったようだ。彼女も今日は栂池まで下りていく。自分はバスの時間があるので、ここで別れを告げる。
この先はアップダウンを繰り返しながら標高を下げていく。行く先からは小蓮華山に向かう登山者が増えてきた。さすがにみんな苦しそう。この先の白馬山荘や頂上宿舎を目指すのだろうか。
それにしても今日は暑い。日がまともに当たり、汗がどんどん出てくる。
さあ、次は白馬大池か。あそこには山荘がある。一気には・・・ちょっと無理か。この先もマイペースで。
小蓮華山からひたすら下ってきたが、目の前にはちょっとしたピーク。ここはペースを崩さないように登っていく。
登りきったところは船越ノ頭。白馬大池への下りでは最後のピークのようだ。歩いてきた尾根の先に小蓮華山。かなり下ってきたんだな。後はここから更に下り、ハイマツの中を通って白馬大池に至るようだ。
最後のピーク、船越ノ頭。バックは雲海の中の高妻山、乙妻山、妙高山。
小蓮華山からは稜線伝いに長い下り。今日は天気が良いから登る人も多いだろう。
山に囲まれた神秘的な白馬大池。湖畔には白馬大池山荘の赤い屋根。
ようやく白馬大池全景が見えるところまで来た。こんな山奥に神秘的な池だ。その岸辺には白馬大池山荘。左手に雪倉岳を見ながらハイマツの中を下っていくと、平坦な地に出る。
前方には白馬大池山荘の建物。栂池と白馬岳の間にあるちょうどいい宿泊地だ。
雪倉岳から先の山々もこれが見納めか。いつか歩いてみたい稜線だ。
ハイマツ帯から白馬大池全景。標高2,379mで北アルプスでは2番めに大きいらしい。どうやってできたかというと、火山の噴出物で堰き止められた火山湖で、水源は雨や雪、雪田からの雪解け水だそうだ。
山荘の手前に蓮華温泉への分岐道。
行く手に白馬大池山荘。そこそこ大きな建物だ。
白馬大池山荘に到着。ちょっと休んでいこうかと思ったが、ここまで激しい登りがなかったため、そのまま栂池を目指すことにする。