銚子ヶ峰~三ノ峰 ~12年前のリベンジ~
前回は12年前
職場では健康管理の日として年一回休みがもらえる。本当は休んでいる場合ではないほど仕事が一杯なのだが、年一回の貴重な休み。何とか有意義にと山に向かう。平日に行けるのだったらちょっと遠くへと選んだのが、白山系の銚子ヶ峰。ここは登山を始めた12年前の秋に木村さんと登った山だ。
あの時は別山は無理だから、せめて三ノ峰まで行ってみようかと計画したにもかかわらず、一ノ峰で力尽きてやむなく退散。今回はそれなりに登山のスキルも向上してきたので、三ノ峰まで頑張ってみようと思う。注意するのは自分の体力と熊との遭遇かな・・・?
石徹白から登山口へ。日の出とともに出発できるように準備。
休憩舎で登山届を書いて提出。そろそろ明るくなってきた。
石徹白登山口から出発。まずは石段を登って石徹白の大杉へ。
如何せん前回登ったのが12年前。登山道の雰囲気も多少記憶があるくらい。石段を登り切ると目の前に石徹白の大杉が現れた。ここは帰りにじっくりと拝ませてもらうことで、先を急ごう。
最初は緩い登り。朝の鳥の声が心地いい。耳を澄ますとたまにキツツキが木を突く軽快な音も頻繁に聞こえてくる。よくあんな早いリズムで突けるもんだね。所々に「白山登山口#km」の標識が立っている。三ノ峰まで約9km。先は長いぞ。
石徹白の大杉。山に登らなくても一見の価値あり。
綺麗な花だ。何という名前だろ?
登山道は緩く登っていく。
登山口から1km地点。残り8km。
あっという間に2km地点。再度の登り。
木々の間から日が差してきた。
おたけり坂に差し掛かる。ここからきつい登り。
ここまできつい急登はなかったけど、このおたけり坂から頑張らなければならない。12年前もかなりキツかった記憶があるけど、急登はほんの僅か。一気に登り切るとすぐに斜度は緩くなる。
この先は軽くアップダウンが続くが、なかなか次の目標の避難小屋が見えてこない。やっぱ10年前以上の記憶では頼りないね・・・。
今日は天気は良さそう。うまくいけば御嶽や北アルプスも見渡せそうだ。
おたけり坂の途中にある「雨やどりの岩場」
空は青空。山頂ではいい眺めが期待できそうだ。
登山口から3kmの標識。まだ往きの半分も歩いていない。
ようやく非難小屋の赤い屋根が見えてきた。
ひたすら歩いていくと木々の間から非難小屋の赤い屋根が見えてきた。あれ? こんなに遠かったけ? というような感じ。
ここまで1時間20分。ほぼ標準タイムどおり。ちょっとザックを下ろして休憩しようか。
この避難小屋も12年振り。当時は完成したばかりらしく、中に入るとヒノキのいい香りがしていた。小屋の中は必要な物がきちんと設置されている。何よりも中はきれいでいいね。
神鳩非難小屋に到着。ここまで順調だ。
中はきちんと整理整頓がなされている。
ちょっと小休止。ザックを下ろす。
朽ち果てたベンチ。
避難小屋の外観は12年前の写真と比べると、さすがに経年劣化は否めない。ちょっと残念なのは屋外のベンチが朽ち果てていること。まあ、これも木製の宿命だね。
天気がいいだけに周辺の山々もいいね。
ちょっと下った所に水場がある。
小屋の看板もかなり色褪せたなぁ。
右側のピラミダルな形の山は野伏ヶ岳。
なだらかな形は薙刀山