母袋烏帽子岳

母袋烏帽子岳 ~病み上がり~

病み上がりで秋山

  

後立山山行から帰還してまた仕事で忙しい毎日が始まる。週末もゆっくりと休養、というか残っていた仕事の片付け。主催イベントも終わり、余裕ができたところで山に行こうと思ったら土日は決まって悪天候。更に悪いことに、イベント時から痛めていた喉が悪化し、咳が出て寝ることができないことも。あまりの体調の悪さに出勤しても「もう、帰ったら・・・?」と言われる始末。
てなわけで病院行って薬処方してもらい、しばらくは山はお休み状態。これまで体調良かっただけにこれは残念。

前回の参考から約2ヶ月、少しずつ回復に向かっているものの、いきなり厳しい山は無理だと思い、近場で緩い山はないかな~と地図を見ると、奥美濃のスキー場周辺にまだ登っていない山がある。今回はその中でも割りとコースタイムも短い母袋烏帽子岳をチョイス。久々の登山に、ザックの中の荷物はこれでよかったっけ? と考える。おいおい、大丈夫か?

  

今の日の出時刻は6時頃。日の出過ぎてから登ればいいやとちょっと早く起きて登山口のある母袋温泉スキー場に向かう。
さすがにこの時期は雪はないが、車の外に出るとやはり寒い。パーカーを着てGPSをオンにする。

スキー場からしばらく舗装路を歩いていく。すぐに分岐が現れたが、ここは真っ直ぐ・・・と、いつもの悪い癖。ちょっと寄り道してこの先どうなっているか偵察。病み上がり山行なのに、こんなところで色気出してもしょうがないだろうに。
自分にヤレヤレ・・・。

母袋烏帽子岳

登山口のある母袋温泉スキー場。奥美濃の入り口にある小さなスキー場だ。

  
母袋烏帽子岳

なんかスゴイ特装車(?)が停まっている。

母袋烏帽子岳

看板が示す方向が母袋烏帽子岳登山口。しばらくは舗装路を歩く。

母袋烏帽子岳

すぐに分岐が現れるが、ここはコースを外れ・・・


  

スキー場の斜面に沿って道は続いていくが、すぐにススキの中の踏み跡に変わっていく。更に進むとススキが覆いかぶさるくらいになっていく。このままリフト終点付近までいってしまうのだろうか?と思っていたら、沢が踏み跡を遮っていた。水量が少なく、このまま沢を伝って先に進めそうだったが、ここで止めておく。
先ほどの分岐まで引き返し。なんだったんだ?と思うくらいの道草でした。

更に舗装路を登っていくと、途中で舗装が途絶える。この先に登山口に続く道があるはずだが。

  
母袋烏帽子岳

ちょっと道草。ススキの中の踏み跡を進む。

母袋烏帽子岳

沢に出た。この先の偵察は止めておこう。

母袋烏帽子岳

本ルートに戻る。途中から未舗装路に。


  
母袋烏帽子岳

林道を歩いていくと母袋烏帽子岳への指導標。ここは左へ。

ここは林道らしい。しばらく歩いていくと「←母袋烏帽子岳」の指導標が現れた。矢印の方向にどんどん進むとようやく「登山道」の看板。
周りはヒノキの植林帯だ。一部伐採されており、鬱蒼としているというよりは木々の間がスカスカで辺りは明るい。間伐がちゃんとなされているということかな。

斜度は緩く、病み上がりの体には丁度良い。しかしスキー場の斜面側というだけあって陽が当たらないせいか、まだ寒さを感じる。
それにしても静かだ。さすがにこんな時間にマイナーな里山を登るヤツなんて自分くらいか・・・。

  
母袋烏帽子岳

アッちゃんの好きなマムシグサのグロテスクな実。

母袋烏帽子岳

登山道の標識が現れる。一安心。

母袋烏帽子岳

斜度の緩いヒノキの植林帯を登っていく。寒いせいか、鳥の声も聞こえやしない。


  

登りきると目の前に林道が横切っている。あれ? 道間違えたかな? と思ったけど、路面にはまだ新しい複数の登山靴の跡がある。とりあえずはこのまま林道を進めば良さそうだ。
しかし途中で植林帯の中に踏み跡が続いている。恐らく林道は登山道を横切るように後から切り開かれたのだろう。ここは植林帯の中を進む。よくよく周りを見渡すといつの間にか尾根伝いに登っているようだ。地図を見てもGPSで確認してもこの尾根を登っていけばいいはず。

しばらくは緩い登りが続く。緩いとはいえ、かなり標高は上がったかな?と思っていたら、先にお助け水の標識が見えてきた。その先はかなりの急登。ちょっとお助け水に立ち寄るが、水はチョロチョロと流れているだけ。すぐに引き返して急登に差し掛かる。

  
母袋烏帽子岳

あれ? 林道に出ちゃったよ。とりあえず進む。

母袋烏帽子岳

再度植林帯の中を登っていく。尾根に取り付いたようだ。

母袋烏帽子岳

木々の間からお日様が顔を出す。

  
母袋烏帽子岳

お助け水への分岐。ここまで水は飲んでいない。

母袋烏帽子岳

チョロチョロと流れる水。真夏はありがたいだろうが、ヒルが出そう。

母袋烏帽子岳

もとに戻る。ここからは見上げるほどの急登。こうでなくっちゃ。


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