高賀山 ~歴史の彼方へ~
予想外の青空
御坂峠から山頂に向けてあと少し。
あとはこの主稜線にそって山頂を目指す。し、しかし普通なら歩きやすい道も所々雪が凍ってアビナイアビナイ・・・。コケないようにゆっくり歩かなくては。よほど軽アイゼンでも着けようかと思ったけど、地面がむき出しになっている所も多いのでこのまま進む。
お日様も昇ってきたようで今になって汗が噴き出してきやがった。凍った路面にちょっぴり手こずったけど、そろそろ山頂。標識が見えてきた。
ようやく今日のお日様。汗が噴き出る。
この先が山頂。今日はまだ誰も登っていないようだね。
ゆっくり登って高賀山の山頂。曇りの予報に反して空は真っ青。恐らくお昼にかけて雲が出てくるのだろう。それまでのスッキリした青空。登ってよかったよ。
風がないので朝の割にはゴアのジャケットやオーバーパンツ無しでもさほど寒くはない。そしてこの景色。今年初の絶景だ!!
高賀山山頂に到着。雪は数センチほど。まるで春先の山のようだ。そして何よりも・・・空が高い!!
まず飛び込んできたのは御嶽に乗鞍。そしてお馴染みの槍~穂高の山々。ちょっと手前の木が邪魔してるけど、遠くの水晶岳もはっきり見えている。
ここから連続して見渡してみる。まずは伊吹山から小津権現、花房、雷倉の小津三山。そしてまだまだ真っ白になるはずの能郷白山。
次に能郷白山から平家岳、滝波山。ここら一帯はまだ登ったことがないなあ。
ポカポカ陽気とまではいかないまでもいい天気だ。しかしまだお昼ごはんには早すぎるし、ゆっくり登ってきただけにシャリバテも無し。誰も登ってくる気配もないのでもうちょっと景色を楽しんでいよう。
あれは金華山。岐阜城と長良川が見える。
セントラルタワーズ? いや、岐阜駅の岐阜シティ・タワー43だね。
以前ここに来た時、こんなに眺めが良かったっけ? レポを見てみると木々に囲まれて見通しは悪かったようだが、今回は360°とはいかないものの、ここまで見通しがいいとはね。唯一北アルプス北部の景色が高い木で遮られているので、山頂からちょっと外れて写真を撮る。かろうじて水晶岳の左手前に黒部五郎岳が見えていた。これが精一杯かな?(実は剱岳も薄っすらと見えていたけどね)
こちらは岐阜市街地方面。
山頂からちょっと移動してみる。黒部五郎も真っ白だ。
山頂から踏み跡が続いているが、板取側への下山はできないとの看板が立っている。よく本やWikiに高賀山のルートとして登ってきた高賀神社からのルートと高畑温泉からの北東尾根のルートが記載されている。しかし北西尾根はほぼ廃道とのこと。
ここで地図とコンパスで確認。北東尾根は高賀山の標識の後ろに続くようだ。ちょっとだけ下りてみたが、ほとんど無理。早々に諦めて山頂に戻る。あわよくば尾根を下って高畑温泉まで歩き、温泉に浸かってみようと目論んでいたが、今日はこのまま帰ろう。
踏み跡が続いてるが、板取側への下山はしないように。
こちらが北東尾根に続くようだが、ここを下りていくのは無理。
今日はこれで下山。変なトレースを付けてしまい、反省。